GEヘルスケア・ジャパン,“ビッグデータイメージングシリーズ”に循環器向け超音波診断装置「Vivid S60」を投入,先進の画像クオリティで日常診療のエコー診断を実現
〜ハイエンド機能をそのままに小型軽量化に成功,院内のあらゆるシーンでビッグデータの共有を可能に〜
2016-4-4
Vivid S60
GEヘルスケア・ジャパン(株)は,院内のあらゆるシーンでビッグデータの共有を可能にする画期的なテクノロジーを搭載した循環器向け超音波診断装置「Vivid S60(ヴィヴィッド・エス 60)」の販売を,4月4日(月)より開始する。
5人に1人が75歳以上となる*1,いわゆる「2025年問題」に備え,医療サービス提供のあり方に変革が求められている。また,高齢化に伴い国内の心疾患は悪性新生物についで国内死因の2位に位置し,さらに増加を続けている*2。このような中,検査精度の向上と診断の効率化に貢献する超音波診断機器への注目が高まっている。技術革新による画質の向上は,エコーの診断能をあげ,日常診療における画像診断を可能とする。さらに,限られた設置スペースである院内の検査室や病棟のほか,循環器クリニックなどでは,高いレベルのエコー診断を可能にするコンパクトかつ軽量の超音波診断装置のニーズも高まっている。
今回発売する「Vivid S60」は,同社のVividシリーズ最上位機種「Vivid E95」の持つ高性能をそのままに小型軽量化することに成功した新製品。「Vivid E95」に搭載されているビッグデータ情報処理ソフトウェア「cSound(シーサウンド)」の搭載により,最上位機種と同レベルの高画質かつ情報量の多い検査画像の提供を実現し,また小型軽量化により検査室のみならずICU,CCU,NICUや病棟でも高度な超音波検査を行うことを可能にした。さらにVividシリーズであればどの装置間でもデータ共有ができるため,「Vivid cSound Family」(「cSound」を搭載した同社のVividのビッグデータイメージングシリーズ)を活用することで,院内の情報共有を容易にし,超音波診断に関わる医師・技師および患者の負担軽減が期待できる。
GEヘルスケア・ジャパンは,「Vivid S60」の投入により,今後も「患者にも検者にもやさしい」医療の実現に貢献することを目指していく。
*1: 厚生労働省 老健局資料より。http://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/pamphlet/dl/2014-jimu_10.pdf
*2: 厚生労働省 平成 26 年人口動態統計より (図6) http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/kekka.pdf
●「Vivid S60」 製品特長
・ビッグデータプラットフォーム「cSound」搭載
従来のハードウェアによる超音波送受信を全てソフトウェアで行うことによって,より多くの送受信情報(ビッグデータ)*3 を高速演算処理ユニットで同時並列多重プロセスから画像化することに成功。心臓領域から腹部・血管まで幅広い領域において,高画質と高フレームレート(リアルタイム性)の両立を実現した。
*3: 毎秒約 5GBのデータをリアルタイム演算
・すぐに使いこなせる高い操作性
タブレット型タッチパネルと最適に設計されたキー配列により,スムーズな操作性を実現。従来のVividシリーズと変わらない操作性を継承しているため,導入後すぐにスムーズな操作が可能。
・モビリティの高い,小型軽量ボディ
狭小な日本の医療施設でも導入しやすいコンパクトな設置面積。バッテリー内蔵によりシャットダウンや再起動の時間を待つことなく院内どこでも持ち運び,検査が可能に。
・サイズ及び重量
幅: 535mm x 奥行: 755mm x 高さ: 1355 mm
重量: 73kg
●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)コミュニケーション本部
ブランチャード/松井
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp