SYNAPSE ZERO,SYNAPSE ERm(シンクライアントビューワシステム,遠隔画像診断治療補助システム・富士フイルムメディカル)
機種やOSを問わないSYNAPSE ZERO,救急医療を支援するSYNAPSE ERm

2013-6-28

富士フイルムメディカル

ワークステーション・ビューワ


はじめに

富士フイルムメディカルは,タブレットなどのさまざまな端末上でPACS画像を表示するSYNAPSE ZEROと,スマートフォンなどの携帯端末を利用して救急医療をサポートするSYNAPSE ERmを展開。医療現場でも携帯端末を利用したいというご要望にお応えすることで,院内外を問わずさまざまなシーンで医師の診断・治療をサポートしています。

SYNAPSE ZERO

SYNAPSE ZEROは,PACSに蓄えられた医用画像を,機種やOSを問わずさまざまな端末から参照できるシステムです。専用アプリのインストールを必要としないシンクライアント方式の採用により,ブラウザからログインするだけの簡単な操作で,CTなどの医療画像を表示することができます。また,万一の端末紛失でも個人情報を流出させないゼロフットプリント(端末側に個人情報を保存しない)の仕組みや,第三者ののぞき見を防止する匿名表示機能,IPSec-VPNや電子証明書の利用など,院外での利用を想定したセキュリティ対策を施しています。
SYNAPSE ZEROを利用することで,場所を選ばず画像参照ができるようになります。病棟回診時や,ベッドサイドにおける患者への治療方針説明での利用,また,カンファレンスや勉強会を院内外問わず画像を見ながらできるようになり,検査画像の利用シーンが広がります(図1,2)。

図1 SYNAPSE ZEROの運用イメージ

図1 SYNAPSE ZEROの運用イメージ

図2 SYNAPSE ZEROによる画像表示

図2 SYNAPSE ZEROによる
画像表示

 

SYNAPSE ERm

SYNAPSE ERmは,救急患者を受け入れた病院から,院外専門医の携帯端末に診療情報や検査画像を送信し,治療に必要な処置情報を効率良くやりとりすることで,病院 での診断や治療をサポートするシステムです。患者の到着をスマートフォンに一斉連絡する「緊急コール機能」,検査画像や医師コメントを時系列に確認できる 「タイムライン表示」,t-PA投与量の算出や禁忌項目の評価の確認ができる「治療補助機能」が搭載されています(図3)。さらに,「3D作成」「ストリーミング」「生体モニター波形表示」などの機能を追加することもでき,より速く正確な診断と治療をサポートしています。
SYNAPSE ERmを利用することで,タイムライン上に次々と追加される検査画像や処置の状況を,複数の医療スタッフ全員で共有することができるので,チーム医療の効 率化につながります。さらに,院外専門医から送られた検査や処置に対するコメントも画面上に表示されるので,担当医は,専門医が駆けつけるまでの診断や適 切な治療の参考にすることができます。
富士フイルムメディカルは,医療現場を効率的かつ広域的に支援する製品を提案することで,医療の質の向上,人々の健康の維持増進に貢献してまいります。

図3 SYNAPSE ERmの「タイムライン表示」

図3 SYNAPSE ERmの
「タイムライン表示」

 

●お問い合わせ先
富士フイルムメディカル株式会社
ITソリューション事業本部事業推進部
〒106-0031 東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
TEL 03-6419-8040
http://fms.fujifilm.co.jp/

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