CadioAgent Pro for CIEDs
キヤノンメディカルシステムズ
クラウドサービス,診療支援
心臓植込みデバイス(CIEDs)患者様へのフォローアップ業務において,そのデータ管理に携わるすべての医療従事者の役に立ちたい
- 導入事例
心臓植込みデバイス(CIED)における遠隔モニタリング機能の登場で,従来の対面中心のフォローに比べ,Web上で様々なデータを確認できるようになり,診療精度や生命予後に大きな改善をもたらしました。一方,検査や手術時の臨床業務,定期診療や生活指導といった日常業務に加え,遠隔モニタリング利用件数増加に伴い,そのデータ管理に携わる医療従事者の業務負荷も増加の一途をたどっています。
こうした医療現場の環境変化やニーズに応えるべく,『CardioAgent Pro for CIEDs)」では,キヤノングループのクラウド基盤を活用し,各社の遠隔モニタリングデータを一元的に収集し,データ管理の効率化に向けて多職種連携を意識した業務支援を目指します。
特長<1>
ハイレベルなセキュリティ環境
施設別にテナント設計されたクラウド領域内で各社データセンターと通信するインターフェイスを構築することで,CIEDsデータを自動収集し一元管理します。セキュリティ対策を備えたクラウド基盤(※1)に加え,医療機関内に設置する専用ゲートウェイでもVPN装置を備え,電子証明書によるなりすまし防止対策を講じ,セキュアなネットワーク環境を提供します。
(※1)キヤノンITSメディカル株式会社の『Medical Image Place ペースメーカー統合管理サービス」を利用します。
特長<2>
運用保守を効率化
医療機関内に各社の通信プログラムを稼働させるサーバーは必要なく,機器の保守効率化が図れます。クラウド基盤を経由しセキュアな環境下でリモートメンテナンスを実現します。
特長<3>
受信データの院内共有
院内端末に専用アプリをインストールする必要はなく,Webブラウザで受信状況やデータの確認が可能です。ステータス表示も可能なため,情報共有のみならず職種間のワークフローを支援します。
特長<4>
データ管理業務への支援
受信データのサマリーテキストをワンクリックで生成し,電子カルテへの転記業務の効率化を図ります。また,『CardioAgent Pro 植込みデバイス患者台帳』と組合わせ,手術や対面診療シーンの記録とあわせて,時系列で患者データを管理することが可能となります。
特長<5>
サブスクリプションサービス
月額定額でのサブスクリプション方式にて本サービスの利用が可能です。利用料には保守や機能のアップデートを包括し,柔軟な経費計上も可能です。
・キヤノン医療クラウド『Medical Image Place』内のペースメーカー統合管理サービス(キヤノンITSメディカル株式会社提供)
・クラウド通信ゲートウェイ(施設内設置の通信端末,モニタ,VPN装置)
・医療情報の安全管理に関する各省ガイドライン準拠したセキュリティ対策
・クラウド基盤は国内のデータセンターを利用
・デバイス5社のデータセンターから受信されるオリジナルデータ自動収集環境の提供
・オリジナルデータ受信時の自動ウイルスチェックの実行
・各社データの共通フォーマット化
・IPsecVPNでの暗号化通信とプライベートネットワークの構築
・電子証明書によるクラウド接続認証
・Webブラウザ上での受信データ参照
・受信データのテキストサマリー生成とコピー機能
・ログイン管理によるアクセス制限や操作権限の設定
・院内システムへのデータエクスポート機能(XML+PDF)
・CardioAgent Pro 植込みデバイス患者台帳 へのデータ連携
・IP-VPN通信網への対応(※別途NTT利用料がかかります)
・『Medical Image Place』クラウドコールセンターでのサポート対応(キヤノンITSメディカル株式会社)
・VPN装置へのファームアップ自動対応による最新環境の維持(H/W保証期間)
●お問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
神奈川県川崎市幸区柳町70番1号
TEL 03-6369-2043 FAX 044-920-2634
https://jp.medical.canon/products/healthcareIT/pacs/cardioagentpro-for-cieds
担当部署:国内営業本部 エンタープライズ画像ソリューション営業部