ホーム 取材報告 国際モダンホスピタルショウ2011富士フイルムメディカル ― 遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」などをPR
■ 富士フイルムメディカル ― 遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」などをPR
[7月14日(木)]
富士フイルムメディカルは,昨年参考出品し,今年の6月に正式に発表した遠隔画像診断治療補助システム「i-Stroke」をブースの前面でPRした。i-Strokeは,iPhoneなどのスマートフォンを用いて,急性期の脳卒中診療をサポートするもの。患者搬送時に専門医へいっせいに連絡するストロークコール機能や画像,診断内容を時系列に見られるタイムライン表示機能,rt-PA投与量の算出をする治療補助機能,手術中の画像のストリーミング配信機能などを搭載し,診断から治療までを支援する。開発は東京慈恵会医科大学脳神経外科と共同で行った。遠隔地にいる専門医が,脳卒中診療に参加できるなど,救急医療,地域医療に貢献するシステムである。ブースには,iPhoneやiPadが用意され,来場者が実際に操作体験できるようにしていた。
また,富士フイルムは,7月13日にデジタル骨塩定量測定サービス「+DIP」の提供を発表したが,ブース内にもデモンストレーションが行われた。X線画像をクリニック向け医用画像診断ワークステーション「C@RNACORE」でダイレクトに計測する。このサービスは,7月から本格的に始まったクラウドサービス「ASSISTA Portal」による従量課金制での利用ができる。そのため,導入施設は安価に導入可能である。なお,このASSISTA Portalは,従来手がけてきた地域医療連携サービス「C@RNA Connect」などもサービス内容としている。
同社はこのほか,診療所向けにデスクトップ型の「FCR PRIMA T」を参考出品したほか,内視鏡装置の新製品「Advancia HD」を展示した。さらに,地域医療連携でのIDの名寄せができる「CI-A」のプレゼンテーションも行った。
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ブース前面でPRされたi-Stroke |
短時間での骨塩計測が可能な+DIP |
参考出品された診療所向けのFCR PRIMA T |
CI-Aの説明コーナー |