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富士フイルム
医療施設向けクラウドサービス
「ASSISTA Portal(アシスタポータル)」
7月より本格的スタート

(2011/7/11)

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
マーケティング部
TEL 03-6419-8033
http://fujifilm.jp/business/medical/

ASSISTA Portal(アシスタ ポータル)

  富士フイルム(株)は,病院や診療所などの医療施設にオンラインで地域医療連携やリモート保守などのさまざまな付加価値サービスを提供し,診療業務を支援するクラウドサービス「ASSISTA Portal(アシスタ ポータル)」を,富士フイルムメディカル(株)を通じて,平成23年7月より本格的に提供開始した。

  昨年6月に,診療情報を患者や受診者と共有し,より効率良く質の高い医療につなげる目的で,厚生労働省,経済産業省,総務省が連携して設立した高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部より「新たな情報通信技術戦略工程表」が提示された。これにより医療分野のIT化やクラウドサービス利用の流れは,ますます加速すると考えられている。そのため,2010年度には20億円に満たなかった医療分野でのクラウドサービスの国内市場は,2015年度には1160億円まで急速に拡大すると見込まれている。

  今回スタートする「アシスタ ポータル」は,今まで富士フイルムが提供してきたさまざまな医療施設向けクラウドサービスに新たな機能を加え,一つのポータルサイトから提供できるようにしたものである。
  「アシスタ ポータル」で提供するサービスは大きく3つとなる。

●主なサービス内容と特徴

(1) 地域医療連携サービス C@RNA Connect (カルナコネクト)
診療所,地域中核病院,遠隔画像診断センターの地域医療連携を提供するソリューション。診療所と地域中核病院(検査実施施設)をオンラインで接続し,検査や診療予約業務が行えるため,患者や医師の負担を軽減。大規模病院が保有する医療機器を有効活用し,より高度で専門性の高い医療を実現する。

(2) 診療支援サービス ASSISTA Contents (アシスタ コンテンツ)
診療に有用なコンテンツを提供することで,よりよい診療環境を実現。
[1] 医療ニュース : 最新の医療行政,医療技術などを毎日(土日を除く)配信。
[2] コールバックサポート : 顧客が使用する製品・サービスに関する問い合わせに対し,顧客の指定の時間にテクニカルサポートセンターから電話による対応を行う。
[3] 解剖図 : モニター上で解剖図と検査画像を並べて表示することで,患者に的確でわかりやすい説明(インフォームドコンセント)を行うことができる。
[4] カンファレンス : ほかの医療施設と同じ画像を見ながら専用掲示板に書き込むことで,情報を共有化することができる。

(3) 保守サービス ACTIVE LINE (アクティブライン)
顧客の医療機器とテクニカルサポートセンターを,セキュリティが確保されたブロードバンド回線で常時接続し,保守サービスを提供する。
[1] リモート操作支援 : リモートデスクトップ機能を使用し,ユーザーの機器画面情報を共有しながら操作説明を行う。
[2] 予兆監視 : 定期的にログデータの自動解析を行い,機器停止につながるようなエラーがないか監視する。必要に応じ,サービスエンジニアが出動し,対応を行う。
[3] リモート定期点検 : 予兆監視結果および稼働実績をサーバで自動解析し,毎月1回通知する。
[4] アンチウイルス : アンチウイルスソフトで,施設の内外からのウイルス感染を防ぐ。
[5] 保守履歴管理 : サービスエンジニアが実施した保守サービス結果(履歴)を一覧で表示し,日常の機器管理業務の手間を省く。

アシスタポータルのシステム概要図
アシスタポータルのシステム概要図