ホーム 取材報告 国際モダンホスピタルショウ2011ファイルメーカー ― FBA(パートナー)各社が提案するFileMakerによる医療ソリューション
■ ファイルメーカー ― FBA(パートナー)各社が提案するFileMakerによる医療ソリューション
[7月14日(木)]
ファイルメーカーブースでは,昨年と同様にFileMakerを使った医療システムやソリューションを開発するパートナー(FBA)を集めて展示を構成した。今年の出展パートナーは,両備システムズ,マキシステム,ジェネコム,キー・プランニング,ジュッポーワークス,スプラッシュ,フォーサイト,イエスウィキャン。
マキシステムは,FileMakerで使用できるドロー/ペイントアプリケーション「FMPaint」と待合状況表示アプリケーションを展示した。FMPaintは,FileMakerから呼び出して使うことができ,画像に手書きの矢印や丸をつけたりコメントを書き込むことができる。ジェネコムが開発した放射線科レポーティングシステムに採用されており,ブースではレポートから画像を取り込み,書き込みをして保存する一連の流れをデモしていた。また,待合状況表示は病院の待合室の順番待ち表示のアプリケーションでHTTPアクセスにより,FileMakerだけでなくさまざまなアプリケーションから操作が可能となっている。両アプリケーションとも同社のホームページからお試し版がダウンロードできる。
キー・プランニングは,非接触方式のICカードなどをFileMakerと連携させる医療業務支援システムを紹介した。ICカードリーダーのネットワーク接続が可能なため,PCなどを必要とせず少ないスペースでも設置が可能になっている。FileMakerでの個人認証や入退出管理などのソリューションに対応する。
イエスウィキャンは,バーコードとiPadを使った認証システムのソリューションを展示した。名古屋記念病院副院長でJ-SUMMITSのメンバーでもある草深裕光氏が,FileMakerで開発したシステムで,ブースでは草深氏自らが来場者に説明していた。同院では,ウルトラモバイルPCとバーコードリーダーを使って,透析の際のダイアライザーと患者認証を3点チェックする仕組みを構築して運用していた。今回,iPad2とBluetoothのバーコードリーダーの組み合わせにバージョンアップし,作業の効率アップと安全性の向上に繋がっているという。
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パートナー8社によるFileMakerによる医療ソリューションを紹介 |
安価で簡単に待合状況表示システムを構築することが可能 |
FileMakerでICカードの利用を可能にする医療業務支援システム |
iPad2とBluetoothのバーコードリーダーによる3点チェックをFileMakerで構築 |
(セミナーステージ取材記事はこちら)