3T TRILLIUM OVAL Cattleya
富士フイルムメディカル
MRI 3T 超電導型
OVAL Patient Boreを実現した3T MRI装置
富士フイルムヘルスケアのMRI装置は,永久磁石方式から超電導磁石方式まで幅広く取り揃えています。0.25~0.4Tの永久磁石オープンMRI装置やオリジナルの1.2T超電導磁石オープンMRI装置「OASIS」,1.5Tの超電導磁石MRI装置「ECHELON」シリーズに加え,このたび3Tの超電導磁石MRI装置「TRILLIUM OVAL」を発売することで,さらにラインアップを充実しました。
特長<1>
OVAL Patient Boreで快適な検査空間
「TRILLIUM OVAL」 は寝台に横になった人の体が横に広がる形状に合わせた楕円のガントリーボア「OVAL Patient Bore」を採用しました。
体格の大きな方や狭い所を苦手とする方にとっても開放感を感じていただけるように横幅74cm,高さ65cmの楕円ボアを実現しています。さらに63cmのワイド天板が,肩関節などの中心から外れた部位も磁場中心での撮像が可能です。
特長<2>
4ch-4port独立照射OVAL Drive QUARTET
4ch-4portの独立制御可能なRF照射コイルシステム「OVAL Drive Multi Transmit RF」を採用し,高画質を実現しています。
3T 装置ではRF照射が不均一になりやすい傾向があります。そこで,RF照射の状態を確認するために高速に照射分布を得る必要があります。富士フイルムは効率的なRF照射分布取得手法(Blink Scan)を独自に開発して搭載しました。この分布を基に4chを独立して調整することで照射不均一を低減できます。
特長<3>
検査のWorkflow向上
「TRILLIUM OVAL」はMRI検査時のワークフロー向上技術WIT(Workflow Integrated Technology)を採用しています。
受信コイルシステムは頭部用と脊椎用の下部受信コイルを寝台に常時設置しておくことができます。検査の際は撮像部位に応じた上部受信コイルを乗せるだけで撮像が可能で受信コイルを交換する時間を短縮できます。
着脱可能な「WIT Mobile Table」を採用しました。被検者の乗せ換えを検査室外で行うことができ,セッティングのワークフローを向上します。
・マグネット/ガントリ
・着脱式寝台
・緊急減磁装置
・オペレーターコンソール
・フィルターボックス
・MRIユニット一式
・校正用ファントム一式
・被検者マット一式
・標準受信コイル一式
・3T超電導MRI
・OVAL Patient Bore:74×65cm大開口の楕円ボア
・高い静磁場均一度:0.3ppm @ 40cm DSV
・被検者ごとの静磁場補正技術:HOSS(High Order Shim System)
・高い操作性を実現したWIT(Workflow Integrated Technology)
・WIT RF Coil System:Workflowを重視した受信コイルシステム
・WIT Mobile Table:ガントリに斜めからの接続も可能な着脱寝台
・WIT Monitor:同期波形や被検者情報を表示できるモニタをガントリ前面に配置
・RF送信技術:4ch独立制御のRF送信でB1不均一に対応
・RF伝送技術:ガントリ内AD変換後,MRIユニットまで光伝送による高SNR化
・最大傾斜磁場強度40mT/m 最大スリューレート:200T/m/s
・画像再構成速度:最大20,292枚/秒
・ガントリ重量:5.75t
・設置面積:5.0×6.45m(33m2)
・各種RAPID対応受信コイル
(RAPID:パラレルイメージングの高速撮像技術)
・Radial scan技術RADAR(体動低減機能)
・isoFSE 高空間分解能高速3D撮像技術(可変FA-FSE)
・BeamSat TOF(選択的TOF MRA)
・脂肪抑制技術H-sinc(B1不均一に強い脂肪抑制手法)
・ワンクリックMRS/CSI (簡便な操作性をオンコンソールで実現)
・DICOM通信対応各種アプリケーション
・他各種アプリケーション
・Sentinel Analytics(超電導MRI装置向け故障予兆診断サービス)
・Sentinelカスタマーサポート(リモートサービス)対応
・ビッグデータを基に機械学習によって故障パターンを分析
・サービス体制,サービスメニューはお問い合わせください
●お問い合わせ先
富士フイルムメディカル株式会社
東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
TEL 03-6419-8033(代)
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