Centricity LIVE Tokyo 2017
2017年10月号
GEヘルスケアITリーダーシップ・ミーティング
Overview
GEヘルスケア・ジャパン(株)は2017年7月15日(土),東京コンファレンスセンター・有明(東京都江東区)において,GEヘルスケアITリーダーシップ・ミーティング「Centricity LIVE Tokyo 2017」を開催した。「医療におけるデジタル活用の今とこれから」をテーマに,「Thought Leadershipセッション デジタル変革時代における医療」「パートナーセッション」「事例セッション」の3部構成でプログラムが組まれた。ここでは,「事例セッション」の3セッションから,最先端のデジタル技術とその導入事例を紹介する。
「Centricity LIVE Tokyo 2017」は,GEヘルスケア アジア・パシフィック社長兼CEOのショーン・バーク氏とGEヘルスケア・ジャパン代表取締役社長兼CEOの多田荘一郎氏によるプレゼンテーション「GEヘルスケアの戦略,日本における取組み」から始まった。バーク氏は,ハードウエア,ソフトウエアを組み合わせたソリューションを提供し,ユーザーのニーズに応えて,日本の医療に役立ちたいと挨拶。多田氏は画像診断技術とICT基盤で,ユーザーの夢に寄り添っていくと述べた。
次に,GEヘルスケア エンタープライズ・イメージング&ケアエリア・ソリューションズシニアバイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャのデイビッド・ヘイル氏とGEヘルスケア・ジャパン ヘルスケア・デジタル事業本部本部長の松葉香子氏が,「GEヘルスケアのデジタル戦略」と題したプレゼンテーションを行った。この中で,両氏からは,最良の技術を提供する“Best-in-Class Technologies”,多様な分析アプリケーションを提供する“Analytics and Intelligence”,専門チームのプロフェッショナルサービスとコンサルティングによる課題解決支援を提供する“Services & Solutions”により,ユーザーの生産性向上と経営的なアウトカムの実現を支援することが紹介された。
この後の基調講演1では,九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野教授の本田 浩氏が座長を務め,慶應義塾大学医学部放射線科教授・診療部長の陣崎雅弘氏が「放射線診断の過去,現在,未来〜更なる人体の可視化を目指して〜」をテーマに講演した。続く基調講演2では,厚生労働省医政局総務課保健医療技術調整官/医政局地域医療計画課の木下栄作氏が登壇。「これからの医療提供体制の構築に向けて」と題し,同省の施策の解説を行った。
午後の「事例セッション」では,まずセッション1として「デジタル変革時代におけるデータ・マネージメントの最先端 」が行われた。このセッションでは,京都大学医学部附属病院医療情報企画部副部長の岡本和也氏と同院先制医療・生活習慣病研究センターの八上全弘氏が,VNA環境について講演した。続くセッション2では,「地域医療連携システムが電子カルテを超える!〜Cloudテクノロジーの衝撃〜」と題して,鳥取大学医学部附属病院医療情報部部長・教授/鳥取大学総合メディア基盤センター米子サブセンター長の近藤博史氏が発表。セッション3では,「マルチシステム統合へのチャレンジ,更なる読影効率向上に必要な条件 」をテーマに,広島市立広島市民病院放射線技術部主任技師 医療画像情報管理担当の竹本弘一氏,同院放射線診断科主任部長の浦島正喜氏の講演が行われた。先に竹本氏が「当院の検査を支えるCentricity PACS System」をテーマに講演。浦島氏が「Centricity Universal Viewerを使用した現状と将来への期待」と題して発表した。次のセッション4では,社会医療法人生長会法人本部事務局医療技術統括支援部放射線担当副部長/ベルランド総合病院放射線室技師長の鈴木賢昭氏が,「放射線関連データと医療データの可視化から拡がる運営戦略 」と題して,2017年8月に発表された“Applied Intelligence医療データ分析サービス”の実証実験の成果を紹介した。
最後に,国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科医療福祉国際協力学分野准教授/(株)Mediaccel代表取締役/HoloEyes(株)取締役の杉本真樹氏による特別講演「Virtual Augmented Imaging:VR仮想現実,AR拡張現実,MR複合現実,ホログラム」が行われた。
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基調講演1 | 基調講演2 | セッション2 | |
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特別講演 | |||
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