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日立ヘルスケアの日 IN TOKYO 2016
MRIユーザー会「日立MRIフォーラム」も同時開催
2017-4-25
セミナールームの様子
日立製作所は2016年11月19日(土),ヘルスケアビジネスユニットの新社屋である上野イーストタワー(東京都台東区)にて「日立ヘルスケアの日 IN TOKYO 2016」を開催した。セミナーや機器展示が企画され,日立が提案する新しいヘルスケアのかたちをユーザーやパートナーに紹介した。
開催挨拶に立った執行役常務ヘルスケアビジネスユニットCEOの渡部眞也氏は,マルチスライスCT「Supriaシリーズ」,透視診断システム「VISTAシリーズ」が,それぞれ累計販売台数1000台を突破したことなどを説明し,今後もより良い製品・サービスを提供していきたいと述べた。
機器展示会場に隣接したセミナールームでは,日立のヘルスケアを紹介するセミナー「Hitachi’s Healthcare Vision」と特別講演が企画された。Hitachi’s Healthcare Visionでは,「医療価値の向上を支援する日立の医療イノベーション」(演者:へルスケアビジネスユニットヘルスケアソリューション事業部事業部長・香田克也氏)と,「データヘルスにおける“はらすまダイエット”のインパクト〜日立健保データヘルス計画について〜」(演者:日立健康管理センタ副センタ長・中川 徹氏)をテーマに発表が行われた。続く特別講演は,「乳がん検診における総合判定と診断アプリケーションの潮流」(座長:慶應義塾大学病院中央放射線技術室・根本道子氏,演者:公益社団法人日本診療放射線技師会・桒山真紀氏)と,「骨粗鬆症の診断と治療〜最近の考え方〜」(座長:おぎくぼ痛みのクリニック院長・福田憲昭氏,演者:医療法人社団三友会高円寺整形外科院長・大村文敏氏)の2題が講演された。
また,MRI,CTのユーザー会である「日立MRIフォーラム」と「日立CTフォーラム」が同時開催された。このうち日立MRIフォーラムでは,技術講演,臨床講演(ユーザー発表),特別講演の3題が企画された(日本医科大学武蔵小杉病院放射線科・西村祥循氏による臨床講演 ,駒澤大学医療健康科学部教授・吉川宏起氏による特別講演 については,抜粋記事を掲載)。技術講演は,「日立MRIの撮像テクニックについて」と題し,MRI営業部アプリケーション担当の酒井健也氏がMR Myelography(図1)と非造影MRA VASC-ASL(図2)に関して発表した。MR Myelographyは,ユーザーから問い合わせの多い神経根の描出についてパラメータや撮像法を紹介。シーケンスは1.5T MRI装置では3D RSSG WE,オープンMRI装置では2D FatSepGEを使用し,MPR機能のPartial MIP処理を行うことで構造が明確化することを解説し,その方法を説明した。また,腹部血管描出のために開発された非造影MRA VASC-ASLが,頸動脈,鎖骨下動脈,上肢動脈など多領域に適用できることを,画像を示して紹介した。
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