医療分野でのICTの活用には,利便性が高いこと,安全性が高いこと,そしてコストが安いことが重要です。国民や医療従事者が容易,かつ安全に情報へアクセスできること,さらにそれを低コストで実現することが求められます。また,システムの標準化も重要です。各ベンダーや業界団体の方々には,こうした点を踏まえてよりレベルの高いシステムを提供していただきたいです。そして,地域連携において重要なのは,医療従事者や地域住民の信頼関係であり,それをサポートするのがICTです。読者の皆さんには,それをご理解いただいた上で,ICT化に取り組んでいいただきたいと思います。
(「ITvision」No.19(2009年10月25日発行)「特集 地域連携はどこまで進んだか」より転載) |