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鹿島建設株式会社
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病院の成長と変化を支える可変技術と開放的なシースルーMRI室を紹介

佐藤 靖部長
エンジニアリング本部
メディカル・エンジニアリンググループ
佐藤 靖部長 エンジニアリング本部メディカル・エンジニアリンググループ

 建物の構造,設備,手術室,検査室がすべて可変性を持った施設をご提案できる「可変ホスピタルソリューションシリーズ」を今回の目玉として紹介しています。高齢化社会を迎えるにあたり,われわれが受ける仕事の中に,医療施設の比率が高まってきています。医療施設には時代の変化に伴って,建物の機能を変えていくことも求められますが,そうしたニーズの中で,病院や医療機器メーカーだけでは難しい部分を取りまとめることがわれわれのミッションだと考えています。(4月19日取材)

 
鹿島ブース

◆ 環境変化や病院の成長に対応する「可変ホスピタル ソリューションシリーズ」
   

 鹿島建設は,医療施設のプランの自由度,改修・増築などのニーズに対応する「可変ホスピタル ソリューションシリーズ」を完成させた。低層階の空間が上層階の柱に影響を受けない「可変ストラクチャー」や,病棟改修を短工期・低コストで実現する「可変病棟」などを提案することで,進化する医療環境の中で病院の成長と変化をサポートする。また,専門医,医療スタッフ,診断機器メーカーなどと密接に連携して実現した「フレキシブル手術室」は,無影灯をフレキシブルに稼働させ,手術の死角部位を最小化することで,患者さんを移動させずに安全かつ効率的な術中画像診断を可能にする。


◆ 開放的なMRI室を実現したシースルーMRI室を紹介
 

 スティック状の磁気シールド材を間隔を空けて配列する新しい方式を開発し,閉鎖的なイメージが強かったMRI室を,明るく快適な空間に変えたシースルーMRI検査室は,検査中の目視による安全確認がしやすくなったほか,外部採光の実現や患者さんに安心感を与えるなどの付加価値を提供する。

 
シースルーMRI検査室   シースルーMRI検査室
 
 さらに,より透視性を増した電波シールドガラスの新製品「TRANSPARENT WINDOW SUPER」を初展示した。一般的な電波シールドガラスの網目の細かさは,14mesh/inchであるのに対し,TRANSPARENT WINDOW SUPERには,132mesh/inchと約10倍の微細な網を採用。同社がこれまで採用してきた100mesh/inchよりもさらに微細になり,MRI室の検査窓に一般の建物の窓と変わらない透視性を実現する。   TRANSPARENT WINDOW SUPER
 
 このほか,プライバシーに配慮した技術の「Privacy Window」も紹介された。患者さんの要望などに合わせて,スイッチひとつで曇りガラスから透明なガラスに切り替えることができ,曇り度合いの調節をすることも可能である。
 
Privacy Window   Privacy Window

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