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ブースリポート
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株式会社 島津製作所
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2007 2006 2005

“THE POWER OF safire”
safireシリーズを中心に,臨床現場で高い評価を得るアプリケーションを紹介

河島理恵子さん
医用機器事業部マーケティング部
河島理恵子さん
 ここ数年のテーマである“THE POWER OF safire”に基づき,製品を紹介しています。今回,島津製作所の直接変換方式FPDの中でも,大視野の17×17インチFPDを搭載した装置をフルラインナップで揃え,Cアームテーブル「Cvision safire 17」,デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire U」,血管撮影システム「BRANSIST safire」,一般撮影システム「RADspeed safire」を展示しています。
  safireシリーズは,現在国内実績が400台を突破し,導入先でもご好評をいただいています。これまでの画質向上のほか,アプリケーションの開発に力を入れており,その中でも,デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire U」のアプリケーションである“デジタルトモシンセシス”や “SLOT Radiography”は,臨床現場からすでに高い評価をいただいています。このほかにも多数のアプリケーションを開発しており,今後さらに,臨床現場で価値のあるアプリケーションの開発に力を入れていきます。ブースでは,このようなsafireシリーズを中心として,全世界で活用されている装置を紹介しています。 (4月5日取材)
  ブース

◆17インチFPDを搭載したsafireシリーズのフルラインナップを紹介

 大視野の17インチ直接変換方式FPDは,一度に広範囲の撮影が可能なため,造影や撮影回数,透視時のパンニング操作を減らし,患者さんと術者の負担軽減と被ばく低減を実現する。今回,この17インチFPDを搭載したsafireシリーズをフルラインナップで揃えて展示した。


・ Cアームテーブル「Cvision safire 17」

 17インチFPDを搭載したCアームテーブル「Cvision safire 17」が2月に発売され,safireシリーズのラインナップが出揃った。2880×2880マトリクスの高精細画像を提供するCvision safire 17は,17インチFPDの大視野と,同社独自のフレキシブルな動きのダブルCアーム構造により,消化管検査をはじめ,頭部,腹部,下肢領域のDSAや,血管系・非血管系IVRまで,多目的検査に対応することが可能。また,マスク撮影が不要なRSM-DSAの搭載により,息止めなしで,体動などによるアーチファクトのないDSA画像を得ることができる。さらに,画像処理技術機構“SUREengine”を搭載することで,優れた画像コントラストを保ちながら,ノイズの少ないなめらかな透視画像を実現する。

加藤 三紀彦さん
(取材協力:加藤 三紀彦さん 技術部)

 

Cvision safire 17


・デジタルテーブルシステム「SONIALVISION safire U」

 17インチFPDによる大視野とデジタルテーブルが持つ広い映像視野ストロークにより,最小限のポジショニング操作で腹部や注腸全体を一度の撮影でカバーできる。
  ブースでは,さまざまなアプリケーションが紹介されていた。容易な長尺撮影が可能な“SLOT Radiography”は,X線をスリット状に照射することで散乱線の影響を抑えた高画質な長尺画像の取得が可能。画像の歪みが少なく,高精度な計測などが行える。また,一回の撮影で任意の断面再構成像を得られる“デジタルトモシンセシス”は,CTと比較して金属アーチファクトの影響が少なく,インプラントなどが埋め込まれている場合も明瞭に観察できることや,関心部に重力負荷をかけた立位での断層撮影が可能であるなど,整形外科領域ですでに臨床現場から高い評価を得ている。さらに,現在,デジタルトモシンセシスの可能性として胸部検診へ応用が期待されている。肺がん検診におけるCTの被ばく線量に対して,デジタルトモシンセシスでは,1/10程度の線量で同程度の画質が得られるというユーザーによるファントム実験結果が出ている。このほか,胆管での撮影においても有用性が高いとの評価を得ているという。

武内 雄介さん
(取材協力:武内 雄介さん 技術部)

 

SONIALVISION safire U


・血管撮影システム「BRANSIST safire」

 「BRANSIST safire」では,“CTライクイメージング機能”の搭載が可能となる(近日発売)。最大600ビュー以上の画像から短時間で断層像を再構成する。このほか,シネ画像と他のモダリティの画像を1画面上で連動させて表示する“シンクロナビ”などのアプリケーションが紹介されていた。  
 またBRANSIST safireは,FPDの外周には非接触センサー,中心部にはタッチセンサーを配置するという2重の構造により,患者さんの安全性を高めているという。

加藤 正樹さん
(取材協力:加藤 正樹さん マーケティング部)

 

BRANSIST safire


・ 一般撮影システム「RADspeed safire」

 16bitの17インチFPDを搭載したRADspeed safireでは,“オートポジショニング機能”の搭載が可能。X線管懸垂器が,撮影部位に応じてあらかじめセットした最適な位置に自動的に移動するほか,SIDやX線管の角度も自動的に切り替わり,検査のワークフローを簡素化する。

高濱 公大さん
(取材協力:高濱 公大さん マーケティング部)

 

RADspeed safire


◆デジタルマンモグラフィ  「SEPIO NUANCE DT」

 直接変換方式FPDを搭載し,微細部分の微妙なX線吸収差を忠実に描出することができる。コンパクトな撮影台を採用しており,無理のないポジショニングが可能。また,圧迫した乳房をゆっくりと装置側に引き込むポジショニング機能“MaxVision”を標準装備している。これにより,ブラインドエリアを最小にし,胸壁側の撮影領域を広げることができる。

南部由紀子さん
(取材協力:南部由紀子さん マーケティング部)

  SEPIO NUANCE DT

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