ソニー(株)は,業界初25型有機ELパネルを搭載した医療用モニタ「PVM-2551MD」を11月9日より発売開始する。発売に先立ち9月14日(水)高輪オフィスにて説明会を開催した。
まず,ソニービジネスソリューション(株)営業・マーケティング部門の細井明日香氏が,新製品の技術などについて説明した。
PVM-2551MDにはソニー独自の「Super Top Emission(スーパートップエミッション)」構造のフルHD(1920×1080)有機ELパネルを採用。有機ELパネルは自発光方式であるため,黒の映像を表示する際に発光せず,高いコントラストで,これまでにない深い黒を表現することが可能。また,動画応答性に優れ,鉗子などの手術器具の速い動きにも追従し,残像が少ない鮮明な画像表示を実現する。
また,同社の液晶モデル「LMD-2451MD」と比べて,パネルサイズを1インチ大きくしたにもかかわらず,約3%の軽量化を実現し,設置の際の重量負担を軽減する。
主に内視鏡向け,手術室モニタリング向けに販売していく。市場推定価格は約98万円前後(税抜き)。
なお,同製品は,11月9日から開催されるHOSPEX JAPAN2011会場で展示される予定。 |