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取材報告

2009

日本サムスンが「窓際デジタルサイネージ・システム」の
記者発表会を開催


ギヨム・プル 氏(SCALA)
ギヨム・プル 氏
(SCALA)

宮田 隆 氏(日本サムスンDMC事業部DMAチーム)
宮田 隆 氏
(日本サムスンDMC事業部
DMAチーム)

屋外でのデモンストレーション(左が窓際デジタルサイネージ・システム)
屋外でのデモンストレーション
(左が窓際デジタルサイネージ・システム)

 日本サムスン(株)は7月30日,本社(東京・港区)において,「窓際デジタルサイネージ・システム」(SyncMaster 460DRn-S)の発表会を行った(詳細はこちらへ)。デジタルサイネージとは,モニタやプロジェクタを用いて,映像による広告を表示する電子看板のこと。同社が発表したシステムは,1500cd/m2という超高輝度の46型カラー液晶モニタを採用したことで,太陽光下でも十分な視認性が得られることから,屋外での設置にも適している。このモニタにWindows® XP,4GBのフラッシュメモリを採用し,デジタルサイネージのデザイン・スケジューリングを行うソフトウエアである「MagicInfo Pro」のクライアント版などがインストールされた内蔵コントローラが組み合わされる。モニタは縦型と横型の2タイプ。このシステムを用いて,広告や案内,メニューなどの情報を表示させる。医療機関では,ロビーや待合室などに設置して,施設内の案内図や疾患や健康に関するコンテンツをローテーションで表示させるという使い方が想定される。

  記者発表会では,ゲストスピーカーとして,欧米ほか日本でデジタルサイネージのソフトウエアを提供するSCALA(株)の代表取締役であるギヨム・プル氏が,デジタルサイネージの世界的な動向について講演した。ギヨム氏は,デジタルサイネージは,単なる広告としてだけでなく,販促やコミュニケーションツールとして活用されることで,需要が伸びているとして,金融,自動車,外食サービス,小売り,医療などの企業におけるデジタルサイネージの利用形態やその効果について紹介した。

 この講演に続き,日本サムスンDMC事業部DMAチームのチーム長である宮田 隆氏が,窓際デジタルサイネージ・システムのコンセプトや特長について説明。パートナー企業を通じ,オープン価格(参考価格60万円)で年間3000台を販売していくと目標を述べた。

 記者発表会の最後には屋外で,同システムと500cd/m2のモニタを比較させるというデモンストレーションを行い,太陽光下でも,はっきりと表示内容が見られるという特長をPRしていた。


●問い合わせ先
日本サムスン株式会社
http://www.samsung.com/jp/