会場風景
木内 大氏
(GE横河メディカルシステム
株式会社
マーケティング本部長)
岩坪 威氏
(東京大学)
マイケル・ワイナー氏
(カリフォルニア大学)
石井賢二氏
(東京都老人総合研究所)
杉本八郎氏
(京都大学)
沖田裕子氏
(NPO法人「認知症の人とみんなのサポートセンター」)
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GE横河メディカルシステム(株)は10月14日(火),ベルサール神田(東京)において,「認知症メディアセミナー」を開催した。現在,先進諸国においては認知症患者の急増が大きな問題となっており,その対策が急がれている。中でもアルツハイマー病について,米国では 2004年から5か年計画で,画像診断(MRI,PET)による認知症進行の客観的な評価基準の確立と,より効果的な治療法・治療薬の開発に寄与するデータベースの提供を目的とした大規模観察研究“Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative”(ADNI)が進められており,日本においても2008年から,ADNIの研究手法に則ったJ-ADNI(Japanese-ADNI)が,厚生労働省,NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構),および製薬会社10社からの資金提供によってスタートした。
本セミナーでは,こうした日米の最新研究成果が,岩坪 威氏(東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野教授/大学院薬学系研究科臨床薬学教室教授),マイケル・ワイナー氏(カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授,米ADNI主任研究者),石井賢二氏(東京都老人総合研究所附属診療所長/ポジトロン医学研究施設研究副部長/J-ADNIアミロイドリーダー)によって報告されたほか,杉本八郎氏(京都大学大学院薬学研究科教授)がアルツハイマー病治療薬の開発状況などについて詳述した。また,GE社主催の「第21回GEヘルスケア・エッセイ大賞」の医療・研究部門で大賞を受賞した沖田裕子氏(NPO法人「認知症の人とみんなのサポートセンター」代表)が,認知症とのつきあい方をテーマに講演した。
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