日本ラジオロジー協会(JRC)と国立科学博物館が主催する「みえる,わかる,なおる 放射線医療展」が,7月25日(金)〜8月2日(土),三井本館の国立科学博物館産業技術史料情報センター(東京・中央区)において開催されている。
「みえる,わかる,なおる 放射線医療展」は,一般の人に放射線医療を幅広く知ってもらう目的で企画された。放射線医療の歴史の紹介や画像診断技術,放射線治療,放射線被ばくなどについてパネルを使ったFAQ方式でわかりやすく解説している。このほか,3D画像処理した画像を見ることができるコーナーや放射線科の仕事と画像診断をドラマ仕立てで楽しく解説するビデオコーナーも設置され,来場者が担当者に熱心に質問する様子も見られた。
同展示は,2007年に大阪で開催された「第27回日本医学会総会」でJRCの協力のもとに展示され,好評を博したもの。今回が東京で初めての開催となり,31日までに約600名が来場している。JRCは,今後も多くの人に放射線医療を周知するための展示会を全国で展開していくことにしている。
※日本ラジオロジー協会(JRC):日本医学放射線学会(JRS),日本放射線技術学会(JSRT),日本画像医療システム工業界(JIRA),日本医学物理学会(JSMP)
代表理事:遠藤啓吾氏 |