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2010年8月号
Women's Imaging 2010最新技術
当社の「AZE VirtualPlace」シリーズでは,最新の画像表示技術により乳房領域においても腫瘍とその近傍の脈管まで鮮明に表現することが可能です。本稿では,その画像処理技術について紹介します。
●三次元画像表示技術“PRISMA”
AZE VirtualPlaceシリーズの三次元画像表示技術には,独自の画像処理技術“PRISMA”が採用されています。PRISMAにより,従来よりも高精細,高画質の三次元可視化画像が得られるようになり,簡単操作で臓器,血管,腫瘍などが,再現性のある高画質で表現できるようになっています。作業効率や生産性が上がるばかりでなく,医師の方々に,より有用な画像を簡単かつ迅速に提供することが可能となり,診断支援の質の向上にもつながります。
MRマンモグラフィにおいても,腫瘍とその近傍の脈管などを描出する際に特に効果を発揮します(図1)。低コントラスト領域をより忠実に再現することができ,よりリアルな三次元画像が生成可能です。そのほか,Whole Heart Coronary 3D,脈管系MRAもPRISMAにより,効果的な表示を簡単に行うことが可能になっています。
図1 PRISMAによる腫瘍と脈管の三次元描出
●ミラクルテンプレート
AZE VirtualPlaceには,購入時から100種類以上のテンプレートが搭載されています。乳房3Dなどの三次元画像作成はこのミラクルテンプレートを適用するだけでほぼワンクリックで作成できます(図2)。
図2 ミラクルテンプレートによる三次元画像
当社はこのようにルーチン業務で“使える”ワークステーションの開発を行っています。