ホーム inNavi Suite 東芝メディカルシステムズ Technical Note多彩な技術で乳腺エコー検査を支援する超音波画像診断装置「Aplio 300」
2012年8月号
Women's Imagingにおける質の高い検査・診断を実現する最新技術
●新たに開発された“High Density Beamforming”による先進の高画質
最新の高速演算プロセッサで大容量のデータを高速処理することにより,高精度でフレキシブルな超音波ビームの形成が可能になりました。組織構造を強調し,境界や構造物の視認性を高め,腫瘍の辺縁や消化管などの層構造をよりクリアに描出する“Precision Imaging”,空間・周波数という2つのコンパウンド技術の複合により,高いコントラスト分解能と均一性,連続性を向上させ,ノイズやアーチファクトを低減する“ApliPure plus”など,多彩な高画質化技術が先進の高画質画像をお届けします。
図1 Aplio 300外観
●微細な構造物をより見やすく“MicroPure”(図2)
微細な構造物を抽出し,その視認性を向上させるモードです。“Differential THI”など東芝独自の高画質化技術による高空間分解能の画像から,乳腺に特化したフィルタで抽出した微小石灰化などの構造物を,blue layerをバックに浮き上がらせて見やすくするアプリケーションです。
図2 MicroPure
●組織の硬さを映像化する“Elastography”(図3)
プローブの圧迫動作により,病変部位の硬さ(弾性)を映像化します。腫瘍性病変と周囲組織の硬さを相対的に比較することができます。プローブの速度をビジュアル化することで圧迫の与え方が適正かどうかの確認ができ,より再現性の高い検査が可能です。
図3 Elastography