「MAMMOREX Pe・ru・ru DIGITAL」は，受診者と操作者にやさしい装置をめざし，女性スタッフを中心に開発されました。受診者が体を預けやすく，緊張を和らげるようなデザインは，受診者に安心感と清潔感を提供し，東芝独自の柔軟な圧迫板と圧力感応式可変速圧迫制御方式の“美圧”システムは，圧迫による痛みや不快感を低減します。

検出器には，α-Seを用いた直接変換方式FPDを採用しています。光の拡散によるボケが少ないため，画像の鮮鋭度が高く，微細石灰化病変の形状や分布の評価に優れています。東芝独自の画像処理“f-Proc”，“DCF”は，モニタ/ハードコピーの両方に合わせてチューニングすることができる“My Adjust機能”を備え，読影環境によらず，読影者に観察しやすいマンモグラフィ画像を提供することができるのが特徴です。

本装置は，ステレオガイド下バイオプシー検査にも対応しています。FPDを使ったステレオ撮影は，淡い石灰化や麻酔後に見えにくくなる石灰化も描出することができるため，ターゲットを正確に指定することができます。座位・側臥位の両体位に対応し，受診者に負担の少ない姿勢でのポジショニングができます。バイオプシー専用の増設モニタには，撮影画像が拡大表示され，小さな石灰化でも確実にターゲットを指定できるほか，石灰化の視認性を向上させる“石灰化強調機能”や，石灰化のミスプロットを防ぐ“ガイディング機能”，日本語による“操作ナビゲーション機能”を備え，確実で精度の高いバイオプシー検査が行えます。