ホーム inNavi Suite シーメンス・ジャパン Technical Note 多軸血管撮影装置「Artis zeego」の循環器領域における発展性
2008年2月号
特集−Cardiac Imaging最前線−循環器画像診断の到達点− W Cardiac Imaging最新技術動向−各社モダリティ別技術紹介
本装置は,ロボットの多軸駆動に着想を得て開発された最新型の血管撮影装置です。8軸の回転機構を持つCアームスタンドが,柔軟で幅広いポジショニング,そして新しいイメージング環境を実現します(図1)。主な特長は次のとおりです。 ● 8軸可動アームによる柔軟で幅広いポジショニング性能 正確かつ迅速なアンギュレーションを行えるほか,手技内容や機器配置に合わせ多彩なCアーム挿入ポジション,パーキングポジションを選択できます。また,床置式でありながら,約200cmの広範囲撮影ができます。 ● 可変アイソセンターシステムによる新しいイメージング環境 アイソセンターを自由に移動できるため,患者寝台を動かすことなく,Cアーム操作だけで視野や投影方向の移動を行うことができます。また,術者の身長やフォームに合わせた最適な作業高を選択できるほか,OR仕様の場合には,寝台を傾斜させた状態でも,寝台面に沿ったCアームの平行移動ができます。 このように本装置は,優れたポジショニング性能とイメージング環境とにより,被検者中心の新しいPCI支援環境を実現します。また,Large Volume syngo DynaCT(オプション)など,新しいイメージング機能にも対応することができます。 |
図1 多軸血管撮影装置Artis zeegoの外観 |