シーメンス・ジャパン株式会社

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Technical Note

2008年2月号
特集−Cardiac Imaging最前線−循環器画像診断の到達点− W Cardiac Imaging最新技術動向−各社モダリティ別技術紹介

CT−83msの時間分解能を実現したDSCT「SOMATOM Definition」

「SOMATOM Definition」は,史上初の2管球搭載型マルチスライスCT(Dual Source CT:DSCT)として市場に登場して以来,オンリーワンの存在としてカーディアックイメージングの世界を牽引し続けています。数々の医科学論文により裏づけられた性能の高さは,医療現場の信頼だけではなく患者さまへの安心へとつながっています。

●時間分解能83msと50%の被ばく

「高画質で低被ばく」。これがシーメンスのポリシーです。心臓CT検査における時間分解能の大切さは言うまでもありません。90°だけシフトして配置された2機のSTRATON管球によって,マルチスライスCTとして初めて83msの時間分解能を達成したSOMATOM Definition(図1)は,激しく鼓動する心臓を確実にとらえます。
また,心臓ウェッジフィルタ,撮影テーブル速度の最適化,最大で96%の管電流をカットする不整脈追従型Adaptive ECG-pulsingなどの組み合わせにより,64スライスCTと比較して約50%の被ばく低減を実現しています。

syngo Circulation

撮影後のすばやい画像診断を支援するのが,syngo Circulationです。冠動脈CTAのデータセットの読み込みからハートアイソレーション,アンギオビュー構築までを約30秒で処理するスピードと,世界の循環器系画像診断医によりブラッシュアップされたQCAモード,LVAモードが,ストレスのない読影をサポートします。

図1 SOMATOM Definition構成図
図1 SOMATOM Definition構成図


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