ホーム inNavi Suite フィリップスエレクトロニクスジャパン Technical Note Mammo Viewer「IDS7/mx」の有用性
2012年8月号
Women's Imagingにおける質の高い検査・診断を実現する最新技術
2004年に厚生労働省によりマンモグラフィ検診制度が整えられて以来,乳がん検診受診者は増加し,マンモグラフィテクノロジーは急速に進化しています。撮影側である装置の技術革新に伴い,Mammo Viewerの有用性も合わせて評価する声が大きくなってきました。
今や装置で高画質画像を撮影することだけではなく,それを読影するためのMammo Viewerもまた,非常に重要なファクターになっています。特に読影するにあたりMammo Viewerには“微細な病変を見逃さない高画質性,大量の検診件数に対応が可能でスピーディに読影ができる効率性,医師ごとに設定可能な柔軟性”が求められます。
「IDS7/mx」のWindowsベースのユーザーインターフェイスは直感的な操作が可能で,検査の表示方法やシステムツールの使い方も個々のニーズに合わせて簡単にカスタマイズすることが可能です(図1)。使い始めたその日から最適な読影環境を構築し,十分な生産性を実現します。
図1 IDS7/mxでの読影イメージ
また,事前にハンギングプロトコールを設定することにより,対象検査を選択するだけで画像が自動的に並び変わります。マンモグラフィ特有の読影方法である3 step readingの読影順序に従ったCC/MLO画像の表示や,今回と前回画像の表示,または超音波やMRIといった他装置の画像も自動で並び替えて表示することで,比較読影を容易に行うことが可能です。さらに,2人以上の複数医師が読影するダブル(トリプル)リーディングも可能です。
ウインドウレベル調整などの画像処理機能は,操作をする医師ごとにキーボードやマウスに割り当てることができます。また,マンモグラフィ専用キーパッドを用いることによって大量の検診データを短時間で診断可能です。