ホーム inNavi Suite フィリップスエレクトロニクスジャパン Technical Note ステレオバイオプシーに対応したFPD搭載X線乳房撮影システム「MammoDiagnost DR」

●「MammoDiagnost DR」について

当社のFPD搭載X線乳房撮影システム「MammoDiagnost DR」は，乳房撮影に適したX線のエネルギー帯を考慮し，直接変換方式の高性能FPDを搭載したハイエンド装置です（図1）。操作性と患者様への配慮を追究し，当社X線装置に共通する，高画質と低被ばくにこだわった設計となっています。

図1　MammoDiagnost DR

1．低被ばく
プレショットでX線最適撮影条件を事前に計算できるため，効率良く低被ばくでの高画質撮影が可能です。微弱なパルスを照射して検査部位の詳細な計測を事前に行うオートエクスポージャーコントロール（AEC）により，最適な撮影条件の設定が可能となり，被ばく線量の低減を実現しています。

2．高画質
マルチ周波数処理“UNIQUE”アルゴリズムを標準搭載することにより，わずかなコントラストの変化も描出できるため，見落としやすい微小石灰化陰影なども周波数選択的に自然強調して，見やすい画質を実現します。

●ステレオバイオプシー機能について

“Advanced stereo”（オプション）により，専用テーブルの取り付けとプラグインのみでバイオプシー検査が可能になります（図2）。また穿刺針とターゲットの位置関係を直感的に確認できる“Graphic Needle Visualization”機能により，自由度の高いプランニングが可能になります。

図2　ステレオバイオプシー機能