●循環器領域に注目したCardiac Care Cycleの視点
64列マルチスライスCTの登場により，特に循環器領域におけるCT検査の有用性が高く評価され，心臓検査を行う施設の数は増え続けています。
以下に，実際の臨床現場におけるCardiac Care Cycle（循環器領域における診断-治療-フォローアップ）の一連のプロセスをサポートするツールとして，“CT TrueView”と“EP Planning”を紹介します。
1．CT TrueView
PCI前にCT検査データを用いて血管造影装置のアーム角度を決定するためのシミュレーションを行い，造影剤量や被ばく線量の低減，PCI施行時間の短縮を実現します。
2．EP Planning
アブレーション前にCT検査データを用いて，三次元での形状把握を行うのと同時に，術後のフォローアップ，狭窄率の経過観察として活用できます。

●心臓CT検査における被ばく線量低減への取り組み
Step ＆ Shoot Cardiac Scanを用いて，ヘリカルスキャンで行っていた心臓CT検査をアキシャルスキャンすることにより，心臓CT検査の課題であった被ばく線量を理論上80％低減できます。
フィリップスは，Cardiac Care Cycleや低被ばくへの取り組みを通して，循環器領域でのCT検査に新たな臨床価値を生み出すことをめざしています。

薬事販売名：ブリリアンス CT Powerシリーズ
医療機器認証番号：21600BZY00205000
特定保守管理医療機器/設置管理医療機器