ホーム inNavi Suite 日立メディコ Technical Note 吸収(減弱)補正CT搭載可能SPECT装置「BRIGHTVIEW X」
2011年1月号
高次脳機能障害の画像診断:特に認知症,ADの早期発見に向けて
「BRIGHTVIEW X」は,SPECT装置「BRIGHTVIEW」に搭載されている機能に加え,X線管とフラットパネル検出器を搭載し,X線CT*による吸収(減弱)補正,およびCT画像とSPECT画像の重ね合わせ表示も可能です。 ●同一平面設計 フラットパネルX線検出器をSPECT検出器と同一平面に配置しています。これにより,SPECTとX線CTの検査間でテーブル送りを最小限にすることができ,位置合わせの操作が容易で信頼性も高く,位置ズレによるアーチファクトが減少します。 ●高分解能CT 高分解能で等方性ボクセルによるボリュームスキャンが可能な高分解能CTを採用しています。オブリークスライスで高品質な画像を得られ,従来よりもアーチファクトが減少します。心臓の画像も,1回転で収集することができます。 ●低線量CT BRIGHTVIEW Xは,吸収(減弱)補正用に設計されたCTを搭載しています。1mGy・CTDIvol.以下の低被ばくによるCT撮影が可能です。 ●呼吸への対応 呼吸によるアーチファクトを低減するため,息止め時は12秒の短い時間でのスキャン,自然呼吸時は60秒のスキャンに対応でき,検査時の被検者の状態や検査目的に合わせ,柔軟に検査を行うことができます。 ●省スペース設計 BRIGHTVIEW XのCTは,SPECTと同一平面に配置されており,4.73m×3.66mの省スペースで検査室に設置が可能です。ガントリー前面の床上に構造物のないオープンシステムにより,被検者を寝台に乗せ換えることなく,ストレッチャーや一般寝台に乗せた状態で収集を行うこともできます。 *CTは減弱補正を目的とした機能で,診断用画像を取得する機能ではありません。 |