日立メディコ

ホーム の中の inNavi Suiteの中の 日立メディコの中の Technical Noteの中の デジタル超音波画像診断装置「HI VISION 900」−心機能解析ツール

Technical Note

2008年2月号
特集−Cardiac Imaging最前線−循環器画像診断の到達点− W Cardiac Imaging最新技術動向−各社モダリティ別技術紹介

US−デジタル超音波画像診断装置「HI VISION 900」−心機能解析ツール

2D Tissue Tracking(2DTT)法を搭載した超音波画像診断装置「HI VISION 900」(図1)は,従来のドプラ法で解析が困難であった心機能に対する新しい解析手法を提供します。

●2DTT法

2DTT法による心筋組織の運動解析は,断層像に設定した計測位置の画像パターンを認識し,動画像上で同じ画素を連続的に追跡することによって計算されます。セクタ探触子特有の画像パターン(深部では音線が疎になる)を考慮した最適化処理によって,浅部から深部までの高精度な計測を可能にしています。

この技術を各種心臓断面の動画像解析に応用することにより,

(1) %WT(壁厚変化率):左室壁2点間の距離-時間変化曲線
(2) Color Coded Tissue Tracking:左室短軸6分画の平均%WTの時間変化
(3) LA Tracking:左房の壁をトレースし,左房容積-時間変化曲線(直交2断面容積も計測可能)(図2

を算出することができます。

HI VISION 900
図1 HI VISION 900

LA Trackingの解析例
図2 LA Trackingの解析例
【問い合わせ先】 超音波マーケティング本部  TEL 03-3293-1780