GEヘルスケア・ジャパン

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Technical Note

2012年8月号
Women's Imagingにおける質の高い検査・診断を実現する最新技術

MRI―Women's HealthcareにおけるGE MRIの取り組み

70cmワイドボアと高撮像能力を両立した次世代MRI「Discovery MR750w 3.0T」の乳腺領域の撮像技術を中心に紹介します。

●乳腺ボリュームアプリケーション“VIBRANT-FLEX” & “High b-value DWI”

乳腺の両側3Dダイナミック撮像を行うためのボリュームアプリケーションVIBRANTは,独自のデュアルシム機能の搭載により,両側均一な脂肪抑制を実現します(図1)。さらに,VIBRANT-FLEXでは,フィールドマップを用いることで局所磁場不均一を克服することが可能です。また,乳房自体の形状により,拡散強調画像(以下,DWI)においては,脂肪抑制効果はもちろんのこと,その歪みも問題となりますが,MR750wではb=2000で撮像したDWIも良好な脂肪抑制の下,歪みの少ない画像を提供できます。

図1 GE MRIの乳腺ボリュームアプリケーション(画像ご提供:聖路加国際病院様)
図1 GE MRIの乳腺ボリュームアプリケーション(画像ご提供:聖路加国際病院様)

●次世代RF送信技術“Multi Drive”

躯幹部領域において安定した画像を提供するために,弊社3.0Tフラッグシップモデル「Discovery MR750 3.0T」において4方向からRF送信を行う“4point DRIVE”をすでに発表していますが,Discovery MR750のハードウエアの精神を受け継いだDiscovery MR750wでは,被検体ごとに最適なRF送信を行うため,4つの給電点に加えて位相比と振幅比の異なるRFを照射し,さらに,B1マップを作成する際にbloch siegert shift(BSS)を採用することで,撮像部位の形状だけでなく,体内の組成に合わせた理想的なRF送信が可能となりました。Discovery MR 750wでは“QD” “Preset” “Optimized”の3つのRF送信モードを有しており,Optimizedモードでは,BSSを用いたB1マップにより,自動的に求められた位相比,振幅比に加えて,さらに,マニュアル(RF Drive Settings)で微調整が可能であり,さまざまな状況に対応できるシステムになっています。

Discovery MR750w 3.0T
医療機器認証番号:223ACBZX00061000
薬事認証上の販売名:ディスカバリーMR750w
Discovery MR750 3.0T
医療機器認証番号:221ACBZX00095000
薬事認証上の販売名:ディスカバリーMR750

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【問い合わせ先】MRセールス&マーケティング部 TEL 042-585-9360