GEヘルスケア・ジャパン

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Technical Note

2011年8月号
究極のデジタルマンモグラフィに向けて

DMG―新しい診断方法のための新たなツール"SenoBright"

GEヘルスケアでは,2011年2月,新しい診断方法のための新たなツールとして,“SenoBright”をリリースしました。これは,CESM(Contrast Enhanced Spectral Mammography)と呼ばれる,デュアルエナジーサブトラクションを用いた造影マンモグラフィを実現するシステムです。本機能は,デジタルマンモグラフィ装置「Senographe Essential」,「Senographe DS LaVerite/Depister」にオプションとして搭載できます。

図1 アジア女性に多いと言われる乳腺密度の高い乳房の症例
図1 アジア女性に多いと言われる乳腺密度の高い乳房の症例
従来のマンモグラフィ画像では乳腺に重なっていた病変も, CESM画像では明瞭に描出されている。
(画像ご提供およびコメント:三河乳がんクリニック院長・水谷三浩先生)

●造影剤の活用

乳がんは多くの場合,血管壁が脆弱で,無秩序に周囲に広がる新生血管が増殖することで進行します。造影剤を用いることにより,血管,組織のおける造影剤の濃染の状況が描出されます。

●エネルギーサブトラクション

高低2種類のX線管電圧で撮影を行い,得られた2種類のデータから特定の組織を強調した画像が得られます。

●撮影手技

ヨード造影剤等を経静脈的に注入し,その後,必要なviewのマンモグラフィ撮影を行います。1ばく射ごとに,高エネルギーと低エネルギーの一連の撮影が行われ,画像はシステム内で自動で再構成が行われ表示されます。これにより,血管,組織における造影剤の濃染状況が描出されます。

SenoBrightは,すでに使用いただいているSenographe DSシリーズでも,オプションとして搭載が可能です。
マンモグラフィ装置で,検診から診断まで,幅広い領域にわたり活用できることをめざしています。

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【問い合わせ先】I&XI セールス&マーケティング部マンモグラフィ担当
TEL 042-585-9370