ホーム inNavi Suite GEヘルスケア・ジャパン Technical NoteAdvantage Workstation Volume Share4─CTCをトータルサポートするColon VCAR EC
2010年3月号
CT Colonography関連の製品紹介
当社最新ワークステーション「Advantage Workstation Volume Share4」(以下,AWVS4)では,病変の発見,観察,解析,アウトプット,そしてフォローアップまでの一連の流れをデザインした“VCARシリーズ”の1つとして,新たに“Colon VCAR EC”という大腸専用のアプリケーションが搭載可能になった。 ●Colon VCAR EC発見サポート Colon VCAR ECでは,CT装置から画像が転送されると,空気の連続性と解剖学的位置から自動で大腸のみのAir ImageとLumen像が表示され,隆起性の球状の構造物が青色で強調される(Digital Contrast Agent:DCA)。これにより,見落としの軽減と読影時間の短縮が望めると期待されている機能である。 ●観察・解析サポート AWVS4は2モニタを生かし,Air Image,仮想内視鏡像,MPR像などさまざまな画像を一度に観察可能である。また,前処置の簡略化を大幅に進める技術として,造影剤と混合した残渣,残液を画像上でサブトラクションするElectronic Cleansing機能を搭載した。造影剤をあらかじめ服用するという前処置は必要なものの,患者さまの苦痛が軽減できるため,新しい前処置方法として現在多くのご施設で研究,試行されている。 ●保存・比較サポート 病変の認められた画像はブックマークの情報を保存することで次回の検査時に比較観察することができる。また,これらの情報はレポート出力も可能である。 |
図1 Colon VCAR EC a:Colon VCAR ECの全体画面(DCA On) b:Air Image(二重造影様画像) c-1:EC Off仮想内視鏡像 c-2:EC Offオブリーク像 d-1:EC On仮想内視鏡像 d-2:EC Onオブリーク像 |