ホーム inNavi Suite GEヘルスケア・ジャパン Technical NoteBreast ImagingとGE最新PET-CT技術
2008年8月号
特 集−Women's Imaging 2008−Vol. 3 Breast Imaging
すでに腫瘍を中心に検査数が急増しているFDG-PETは,2002年から保険適用が開始されました。乳がんを対象としたPET検査も広く行われており,保険適用疾患検査全体の10.2%を占め,肺がん,悪性リンパ腫,大腸がんに次ぐ検査数となっています(Isotope News, 610, 30〜31, 2005)。さらには2003年12月に,当社が日本国内で初めてPET-CTを市場投入したのを皮切りに,PET-CT装置の導入も急速に拡大し,2006年度の診療報酬改定では新たなPET専用機とは別に,PET-CTというカテゴリーも新設され保険適用も定められました。 PET-CTが登場した当初のCTの使用法については,吸収補正としての機能が重要視されていたわけですが,次第に位置決め機能も注目され,その結果,現在では多チャンネルCTとの組み合わせが主流となり,GEでは最高峰64ch CT「LightSpeed VCT」の技術を搭載したプレミアムPET-CT「Discovery VCT Elite」の発売も開始しています。 また,PET-CTで問題となっている体動による影響を克服する方法として,Gateの手法を駆使した“Motion Free PET-CT”にも取り組んでおり,イメージクォリティと定量性の向上を実現しています。 こうした4D/PET-CTデータは,放射線治療計画における高精度な輪郭の抽出に加え,4D治療計画,さらには4D放射線治療との連携をも可能とし,乳房温存へのさらなる寄与が期待されています。 |
Discovery VCT Elite |
(画像ご提供:医療法人仙養会北摂総合病院様) |