ホーム inNavi Suite GEヘルスケア・ジャパン Technical Note CT−心臓CTにおける革新的な撮影法“SnapShot Pulse”
2008年2月号
特集−Cardiac Imaging最前線−循環器画像診断の到達点− W Cardiac Imaging最新技術動向−各社モダリティ別技術紹介
GEは,心臓CT撮影における被ばく線量を大幅に低減する新しい撮影法“SnapShot Pulse”を開発しました。 SnapShot Pulseは,プロスペクティブゲーティング撮影と寝台移動を繰り返して心臓全体を撮影する方法で,「LightSpeed VCT」に搭載可能な機能です。 被検者の心電波形に同期しながら,ある心位相のみでX線曝射を行うプロスペクティブゲーティング撮影は,従来も電子ビームCTやシングルCTによる冠動脈石灰化指数の評価に用いられてきた撮影技術です。ある心位相のみでの曝射であるため,大幅な被ばく低減が可能となります(当社比最大90%低減)。 この撮影法を臨床上使用可能としたのは,LightSpeed VCTの広い撮影範囲(40mm)と寝台移動速度の高速化によって可能となりました。 この撮影法により,大幅な被ばく線量の低減が期待できます。また,どのような症例や目的のときに適用するべきか,もしくは従来のヘリカルスキャンを使うべきかという点に関してもまだまだ議論する余地があります。 |
図1 SnapShot Pulse法 |