ホーム Spring of 2011—モダリティWeb展示会 2011年新製品発表アンフォースインスツルメンツ
アンフォースインスツルメンツ
有力装置メーカーの研究・開発,フィールドサービス用の測定器として全世界で採用
Unfors Instruments(アンフォースインスツルメンツ)は,1994年にスウェーデン第二の都市ヨーテボリ近郊に設立以来,一貫して小型で誰でも容易に使える高性能な半導体センサーをベースとしたX線測定器を開発しており,その製品はほぼすべての有力装置メーカーの研究・開発やフィールドサービス用の測定器として,全世界で採用され,好評を得ています。
「Xi」は,アンフォースインスツルメンツの最上位モデルで,診断用X線装置の全モダリティに対応し,複数パラメータの測定が可能です(図1)。
注目すべき技術的特長はアクティブ補償と呼ばれる機能で,ビーム線質を自動判定して測定値を補正するもので,線量,管電圧,半価層などを一切の補正なしで直読可能としました。
一般撮影・透視,マンモグラフィ装置では,線量,線量率,管電圧,半価層(HVL),照射時間,パルス数,フレームレート,フレームあたりの線量,管電流が測定可能です。
CT装置では線量・長さ積(DLP),医療用画像モニタでは,輝度・照度を測定可能です。
さまざまなマンモグラフィへの幅広い対応はXiの最大の特長の1つで,新しいビーム線質や最近発表された新方式の装置に完全に対応しており,装置メーカーがXiをサービス用測定器として指定している例もあります。
CT測定に使われる検出器はハイブリッド型電離箱で,温度と気圧を内蔵半導体センサーで測定し,自動的に測定値を補正します。
オプションとして半導体式サーベイ検出器が用意されており,漏洩・散乱線量の測定も可能です。
「ThinX(スィネクス)」はアンフォースインスツルメンツの最新モデルです(図2)。
携帯端末ほどの大きさでスイッチなどはまったくありません。X線照射野に置いて照射するだけという究極の使いやすさを実現し,線量,線量率,管電圧,半価層,照射時間などを測定可能です。
Xiで開発されたアクティブ補償機能により,測定値の補正も不要です。 ThinXシリーズは簡易QAツールに最適です。
図2 ThinXシリーズ
「DXR+」はX線照射野と光照射野のアラインメント確認用X線ルーラです(図3)。
中央部の赤い線を光照射野のエッジに合わせ,右端付近の矢印側がX線照射野の中心側となるように置いて照射すると,X線が照射された部分が液晶によるバーグラフ状に表示されてアラインメントの状態が確認できるものです。
アンフォースインスツルメンツの製品は装置メーカーからの支持のみならず,製品をご購入いただいた医療機関のお客様からも非常に高い評価をいただいています。
今後も,スウェーデンならではのユニークな発想と創業以来揺らぐことのないコンセプトに基づいた高性能で使いやすい製品を開発することで,日本市場への一層の浸透を図る方針です。
問い合わせ先:
アンフォースインスツルメンツ株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木1-10-3-901
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E-mail infojapan@unfors.com
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