日本光電工業
PACS+3D+REPORT+ECG Viewer
日本光電だからできるAll in Oneソリューション
統合画像情報システム「Dioram」は,PACSとしての基本機能が充実しているだけでなく,3D作成機能(VR,MIP,MPR,仮想内視鏡など),レポート機能,さらに心電図・動画データのファイリングを1つのサーバで構築可能です。また,画面構成はユーザーごとに読影目的に合わせ柔軟にカスタマイズすることが可能で,ワンクリックで過去画像の比較やマルチモダリティ表示を行い,フィルム運用では実現できなかった迅速な読影環境を提供します。
Dioramの最大の特徴は,PACS,3D作成機能(VR,MIP,MPR,仮想内視鏡),レポート機能,さらに心電図・動画ファイリングも含めて1つのシステムで構築可能な点にあります(図1)。1つのシステムで構築するメリットとしては,初期導入費用および保守費用などのコスト削減が挙げられます。また,2Dと3D表示が相互にリンクして表示される点もメリットの1つです(図2)。例えば,3Dで表示された病変部にポインタをマークすると,3D画像にリンクしてaxial断面像,coronal断面像,sagittal断面像それぞれにポインタが表示されるため,インフォームド・コンセントなどに利用可能です。さらに放射線科領域の検査データだけでなく,心電図波形,エコー動画,内視鏡画像やデジタルカメラで撮影した病理画像などの汎用画像ファイル(JPEG,BMP,TIFF)もファイリングすることで,部門システムにとどまらない院内のIT化を実現します。
図1 PACS+3D+REPORT+ECG ViewerのAll in One ソリューション |
図2 2Dと3Dのリンク表示 大きく表示されたVR画像と,画面右側に表示されたaxial, coronal, sagittalの各断面像はマウスクリックで相互にリンクしてカーソルが表示されます。 |
CTの多列化が進み,1検査あたりのデータ量が飛躍的に増加しています。Dioramは画像読み込み・表示処理の高速化の実現により1000スライスのオリジナルデータ(DICOM rawデータ)を約3秒で表示することで,スピーディでストレスフリーな画像表示が可能です。
DioramはWebベースのシステムです。Webブラウザさえあれば,事前のインストール作業なしで利用することができ,院内でサーバにアクセス可能な端末から簡単にレポートの作成や3D作成が可能です。例えば,レポート作成作業をいったん中断し,後に別の端末から続きの作業を行うことができます。また,3D表示を利用してのインフォームド・コンセントについても端末を選ばず実施することが可能です。なお,ユーザーごとに保存された設定内容はIDに付帯しており,どの端末からログインしても同じ読影環境で利用することが可能です。施設間連携についても,Webベースシステムであるため,簡単で効率的に構築することができます(図3)。
図3 システム概念図
ハンギングプロトコルとは,ユーザーの読影目的に合わせ,画面構成をカスタマイズする機能のことです。モダリティや検査部位,ツールバー,サムネイルまで画面構成を設定することが可能です。過去画像比較(図4)や縦隔・肺野比較(図5),マルチモダリティ表示(図6)や3D画像作成機能(図7)までもがワンクリックで意図した画面レイアウトで表示され,迅速で簡単な読影環境を提供します。ハンギングプロトコルの設定は,ユーザーごとの設定であるため,ハンギングプロトコルをフル活用することにより,自分だけのオーダメイドPACSとして使用することができます。
図4 胸部過去比較表示 |
図5 縦隔・肺野比較表示 |
図6 マルチモダリティ表示 |
図7 3D画像作成 脳血管抽出 |
Dioramの一覧画面で特徴的な機能の1つに,サーチフィルターがあります(図8)。サーチフィルターは,検査結果が自動的に振り分けられる検索機能です。割り振られたフォルダをクリックすることで,あらかじめ設定された条件で絞り込まれた検査一覧が表示されます(図9)。例えば,“本日の検査”フォルダをクリックすると,自動的に本日実施した検査のみに絞り込まれます。フォルダの設定は“本日の検査”“昨日の検査”など時間別,“CR”“CT”“MRI”などモダリティ別,“頭部”“腹部”“胸部”など検査部位別など設定が可能です。サーチフィルターはログインするユーザーごとに設定が可能で,個々のユーザーの運用方法に合わせた使い方により,業務効率の向上が可能となります。
図8 サーチフィルター 検査結果が自動的に振り分けられる検索機能です。割り振られたフォルダをクリックすることであらかじめ設定された条件で絞り込まれた検査一覧が表示されます。 |
図9 検査リスト |
PACSで心電図を表示させる場合,心電図を画像イメージとして取り込み,表示するのが一般的です。しかしながら,Dioramは弊社心電計のデータを標準規格MFERで保存,参照する機能を持っており,表示レイアウトの変更や波形の拡大,デバイダの利用が可能です(図10)。心電図のデータをPACSで取り扱うことで,記録紙の管理,搬送作業などの業務改善が可能となります。
図10 心電図ビューワ
四肢誘導5秒,胸部誘導5秒の合わせて10秒の心電図を表示する連続表示。
一方で四肢誘導,胸部誘導ともに同じ5秒間の心電図を表示するのが同期表示。デバイダは3つまで同時に利用可能。
弊社は長年,生理検査部門システムや重症系システムなど数多くのシステム構築を手がけてきました。これまで培ってきた豊富な経験と,全国約120カ所のサービス・セールス網でユーザーの運用フローに最適で安定したシステム構築を提供していきます。
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