Spring of 2011—モダリティWeb展示会

富士フイルムメディカル

富士フイルムならではのトータルソリューションを提案

2011年富士フイルムは,画像処理技術をさらに進化させ,機能とラインアップを充実させた多彩なモダリティと,画像診断の支援機能の充実や地域医療連携の普及・発展に向けた先進のITソリューションを融合した富士フイルムならではのトータルソリューションをご提案します。
医療現場のさまざまなニーズに応えることで,医療の質向上に寄与していきたいと考えております。

●ワイヤレスDRカセッテ「CALNEO C 1417 Wireless (カルネオ・シー・ワイヤレス)」(図1)
“高画質” “快適” “安心”を形にした新しいワイヤレスDRカセッテ
図1 CALNEO C 1417 Wireless
図1 CALNEO C 1417 Wireless

富士フイルムのDR,CALNEOシリーズに,無線(Wireless-mode)と有線(Wired-mode)が自由に切り替えできるワイヤレスタイプが新登場。
CALNEO C Wirelessは撮影後1秒台で画像表示,撮影間隔約10秒の高いスループットにより,撮影者の業務効率化はもちろん,患者様の負荷軽減に大きく貢献します。さらに,ワイヤレス化によるケーブルの取り回しのわずらわしさの解消と耐荷重:全面150kg/スポット(φ40mm)100kgの達成,軽量化(3.3kg,バッテリー含む)の実現により,テーブルトップのさまざまな撮影シーンで撮影者が快適に安心して撮影業務が行えます。
また,厚さ約14mmとカセッテ側面の傾斜形状から,患者様の下へのカセッテの挿入性向上やカセッテ角の接触による痛み軽減効果があり,患者様に与える不快感を和らげます。
撮影後のX線照射エリアの自動認識と適切な画像サイズへ自動画像切り出し(トリミング)機能により,画像編集時間の短縮が図れ,院内への画像提供の時間短縮につながります。

また,自動画像切り出しでは,フィルムサイズもサポートすることで,経過観察などで過去のCR画像との比較表示でも表示サイズを統一することができます。
大容量バッテリーを採用してもバッテリー残量の不安はつきまとうワイヤレスタイプにおいて,CALNEO C 1417 Wirelessでは瞬時にWired-modeへの切り替えができ,Wired-mode中はDRカセッテのバッテリーを自動で充電することで,ワイヤレスのウィークポイントであるバッテリー残量の不安を解消しました。Wireless-mode中のバッテリー残量不足も瞬時にWired-modeへ切り替えることで一切中断することなく撮影を続行できます。CALNEO C 1417 Wirelessはバッテリー切れの心配がなく安心してご使用できます。
CALNEO C 1417 Wirelessも独自発想のISS方式間接変換型FPDの継承し,各種画像処理エンジン(マルチ周波数処理,DR圧縮等)により,質の高い安定した画像を提供します。
CALNEO C 1417 WirelessはISO4090に準拠し,従来のCRカセッテと同等の外形寸法(横38.4cm×縦46cm)を実現しており,従来の立位・臥位撮影台に組み込めるため,使い慣れた操作環境での撮影が行えます。また,「Console Advance(コンソール・アドバンス)」 1台でCALNEO C 1417 Wirelessと「CALNEO U/MT」「FCR VELOCITYシリーズ/PRELIOシリーズ」を同時に制御が可能で,システムの親和性が向上しました。

●超音波画像診断装置「FAZONE CB」(図2)
プレミアム画像を,いつでも,どこでも

ハイエンド機並みの高画質で,さらに使いやすく,多彩な高機能を搭載しました。

図2 FAZONE CB
図2 FAZONE CB

12インチ大画面LCDモニタ

12インチのLCDを採用。全画面に画像を表示するため,据え置き型の超音波装置と同等以上の画面サイズを実現。黒が締まって見やすい画像を提供します。

タッチパネルによる高い操作性

タッチパネルには,検査モードに応じた操作ボタンを表示します。押しやすいレイアウトと画面表示を実現しました。

直感的で高い操作性を実現した目的別レイアウトと大型ボタン

操作目的に合わせたボタン配置に加え,ボタンを大型化することで,さらに操作性を向上させました。一体型大型ハンドルは,検査中のハンドレストとしてもお使いいただけます。

ワンボタンで画像最適化(OPTIMIZEボタン)

FAZONE CBは,自動で画像の最適化を行っています。OPTIMIZEボタンを押すだけでGAINやTGCを最適化します。さらに,独自の音速補正機能により解像度の最適化も行います。

高い拡張性

USBポート,HDMI,ネットワークポートを搭載。USBメモリにDICOM形式をはじめ,汎用のJPEG形式でもエクスポートできます。

●ITソリューション
検査画像と診療情報を一元管理。院内のさまざまな情報を共有化し,検査から診断までより正確に,よりスピーディにサポートします。
SYNAPSEコアシステム「SYNAPSE Enterprise-PACS」

・信頼と安心のフィルムレス運用PACS
電子保存の三原則を兼ね備えた,稼働率99.99%の実績を誇るフィルムレス運用のためのPACSです。オンデマンドアクセスにより,院内診療端末上どこでも高速画像表示。ビューイングアプリケーションは誰でも使いやすい簡単設計のため,IT化にとまどうことなく,すぐに運用開始できます。
・幅広い用途に応える拡張性と持続性
大規模ネットワーク型システムから,診療所運用システムまで,幅広い用途に対応。更新時のソフトウエアライセンスは継続使用可能でコスト面も安心。最新OSへの対応,最新ハードウエアアーキテクチャの導入など,変化する最新技術を採り込んで進化し続ける,安全で安定したシステムを長くご利用いただけます。

統合検査レポート管理システム「SYNAPSE Result Manager」

・ レポーティング作業をより効率的に,情報を使いやすく
放射線に加え,生理系,循環器系,その他部門のレポートを統合管理し,症例データベースと連携した高度な運用をご提供します。また,Webベースにより,院内にとどまらず院外での連携ワークフローのご提供も可能です。

検査画像統合システム「SYNAPSE SCOPE」(図3)

・必要な診療情報をひと目で見られるポータルサイト
検査画像,画像診断レポート,診療ドキュメントを検査項目と時系列で一覧できるポータルサイト。院内に配信され,診療端末上で日常診療での患者様の診療情報を簡単に表示確認できます。富士フイルムが提供するシステム間とは標準で連携し,さまざまなベンダー様のシステムとも柔軟に連携することで,より広範囲な診療情報を閲覧できます。

図3 SYNAPSE SCOPE
図3 SYNAPSE SCOPE

3次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」(図4)

・医療の現場で需要が増える,最先端の3D解析を実現
心臓,肝胆膵,脳,肺,大腸などの3D解析アプリケーションです。富士フイルムの画像技術「Image Intelligence」を駆使した常に最先端の3D解析ソリューションをご提供します。大規模ネットワーク配信システム構築が可能。専門診療各科の幅広い臨床現場で利活用いただける解析技術,システムをご提供します。

図4 SYNAPSE VINCENT
図4 SYNAPSE VINCENT

地域医療連携システム「C@RNA Connect」(図5)

・施設完結型から地域完結型へ。地域医療連携を強力にサポート
インターネット活用による地域の病院,診療所,介護施設などを結ぶ医療連携システムとして,検査予約,依頼の手続きから診療結果,検査画像,ならびに検査報告のやりとりまで行うことができます。各種診療に関する情報全般を地域で共有することにより,地域で医療を完結させる「地域完結型医療」をサポートします。

図5 C@RNA Connect
図5 C@RNA Connect

問い合わせ先:
富士フイルムメディカル株式会社
〒106-0031
東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
TEL 03-6419-8033 FAX 03-5469-2922
http://fms.fujifilm.co.jp/