2024-6-17
加藤浩典氏(代表取締役社長)
バルコ(株)は2024年6月5日(水)〜7日(金)の3日間,同社ビジターセンター(東京都大田区)において,同社製品の内覧会である「One Barco Open House 2024」を開催した。本内覧会では,今年1月にスペイン・バルセロナで開催された「ISE 2024」や,6月にアメリカ・ラスベガスにおける「InfoComm 2024」で展示予定の各事業部門の新製品などが紹介された。日本のユーザーやパートナー企業各社などを対象に複数のセッションが設けられ,6日(木)には駐日ベルギー王国大使らも来場した。
6日に行われたメディア向けセッションでは,はじめに同社代表取締役社長の加藤浩典氏が,90周年を迎えた同社の歴史や,革新的な映像関連製品を市場に提供し続けている同社の姿勢,事業領域などについて概説。さらに,大型映像表示システムや最新の次世代型ハイブリッドミーティングシステム,ワイヤレスハイブリッド会議システム,バーチャルリアリティ・システム,医療用ディスプレイを中心としたヘルスケアソリューションなどについて,新製品を中心にそれぞれの特徴を紹介した。
展示スペースでは,事業部門ごとに複数のエリアが設けられ,新製品を中心に実機が展示された。ヘルスケアソリューションのエリアは,ラジオロジー関連と手術室向けソリューションの2つに分けられ,ラジオロジー関連としては,32インチ医用画像表示用ディスプレイ「Eonis Color 8MP」,デジタルパソロジー向け8MP超高解像度ディスプレイ「Pathology MDPC-8127」,ディスプレイ管理ツール「Medical QAWeb EnterPrise」が展示された。なかでもEonis Color 8MPは,マイクやカメラ,スピーカーを搭載しており,オンラインコラボレーション環境を容易に構築できるため,ホームリーディングに適した製品であることがアピールされた。また,手術室向けソリューションとしては,IVRソリューション「NexxisIVR」や画像配信・管理ソリューション「NexxisLive」,操作室画像統合ソリューション「Nexxis Workspot」などが展示された。
●問い合わせ先
バルコ(株)
https://www.barco.com/ja