2019-1-21
新年の挨拶をする岩本敏男JAHIS会長
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は2019年1月16日(水),イイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)において,第24回JAHIS賀詞交換会を開催した。例年どおり,第1部に講演会,第2部に賀詞交換会の2部構成で行われ,講演会では,JAHIS運営会議議長の高橋弘明氏が「2019年の年頭にあたって」,テレビ番組でも活躍する人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏が「人工知能と脳科学」をテーマに講演。賀詞交換会では,JAHIS会長を務める(株)NTTデータ相談役の岩本敏男氏や来賓の挨拶,新規入会会員の紹介などが行われた。
第1部の講演会では,まずJAHIS総務会長の浅野正治氏が開会の挨拶をした。浅野氏は,JAHIS設立当初172社だった会員企業が2019年1月の時点で379社までに増加したとし,会員企業の事業領域が広がっていく中,異業種間の交流を深めることが重要だと述べた。この挨拶に引き続き行われた高橋氏の講演では,2018年に,岩本氏が会長となり新体制になったこと,市場動向として2017年度の直接売上高が5655億円であったことなどが報告された。また,高橋氏は,2019年のJAHIS運営方針として,(1)2025ビジョンで描くヘルスケアICTの実現に向けた推進,(2)工業会参画価値の追求,健全な市場の維持・発展,(3)永続的な運営基盤の確立,の3点を挙げ,「つなぐ標準化」に加え,「利活用できる標準化」も推進すると述べた。
続く,澤口氏の講演では,人間性知能(HQ)について取り上げられた。澤口氏は,まずHQの重要性について触れ,HQは脳の監督役である前頭前野の知能であり,HQが高いほど人生で成功を収めることができると説明。また,人工知能(AI)はこのHQの補助役になると述べた。さらに,澤口氏は,HQを向上する手段として,有酸素運動を行うこと,良く笑うことなどを挙げた。両氏の講演後,JAHIS総務副会長の柴 健一郎氏が挨拶をして,第一部は閉会した。
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第2部の交換会では,岩本会長が最初に挨拶を行い,2018年は標準化の推進など良い活動ができたと振り返った。その上で,2019年は改元や消費増税があり,しっかり対応しなければならないと述べた。さらに,岩本氏は,2019年にJAHISは創立25周年を迎えるとして,行政や学会の関係者,会員企業への感謝の意を表した。また,来賓として,経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課長の西川和見氏,総務省情報流通行政局情報流通高度化推進室長の飯村由香理氏が挨拶。一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)理事長の山本隆一氏が乾杯の挨拶を行った。このほか,(株)テクノウェア,(株)メドレー,マネージメントサービス(株)の3社が新規入会会員として紹介された。
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●問い合わせ先
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会
総務部
TEL 03-3506-8010
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