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千葉大学医学部附属病院「遠隔医療マネジメントプログラム」が修了式を迎える

2018-10-5

竹内公一氏(右)が履修生(廣岡伸治氏)に履修証明書を授与

竹内公一氏(右)が履修生(廣岡伸治氏)に
履修証明書を授与

千葉大学医学部附属病院が2017年10月に開講した「遠隔医療マネジメントプログラム」が1年間にわたる講義を終えた。2018年9月29日(土)には,Tokyo Mar Mare(東京都中央区)において修了式が開催され,プログラムを運営してきた同院地域医療連携部部長で特任准教授の竹内公一氏より,修了者に履修証明書が手渡された。

2018年度の診療報酬改定において,オンライン診療に関する加算が新設されるなど,ITの技術進歩に伴い,遠隔医療が本格化している。時間や距離の制約を受けずに診療を受けられるという利便性の高さから,今後ますます遠隔医療のニーズは高まっていくことが予想される。しかし一方で,遠隔医療にかかわる人材の不足が指摘されており,その育成が急務となっている。

このような背景の中,同院では東日本電信電話(株)(NTT東日本)千葉事業部と連携し,遠隔医療の導入や運用,システム開発のための人材を育成することを目的に,社会人を対象とした遠隔医療マネジメントプログラムを開講した。

具体的には,遠隔医療を行う医療機関やシステム開発などを行う企業で活躍できる人材,遠隔医療の普及に貢献する人材を育成することとしている。プログラムは,「遠隔医療環境」「遠隔医療情報技術」「遠隔医療類型」「遠隔医療普及」「遠隔医療活用」「遠隔医療評価」の6つのテーマについて組まれた。42名の外部講師,3名の内部講師による,1年間120時間の講義を実施。体系的に学習できるようにした。eラーニングでの受講も可能で,初年度(第1期)は29名が受講,21名が修了した。受講者の所属先は医療機関,システム開発会社,調剤・薬品会社などで,職種別に見ると医師,エンジニア,経営・管理職が多かった。

修了式では,履修生の一人,廣岡伸治氏〔Hmcomm(株)〕が音声認識AI技術による高齢者音声のデータベース構築について発表を行ったほか,医療機関や患者向けに遠隔医療をサポートする会社を起業する履修生の外川和子氏が事業概要などを紹介した。

なお,同院では,2018年11月12日(月)まで,以下の要項で,第3期の履修生を募集している。

遠隔医療マネジメントプログラム第3期募集要項

●募集対象
・遠隔医療を導入し実践することをめざす医療機関などで活躍する人
・遠隔医療の支えるシステムなどを開発し提供する事業所などで活躍する人
・遠隔医療に関心を持ち普及への貢献をめざす人

●受講料:24万円

●募集人員:30名

●申し込み締め切り:2018年11月12日(月)

●申し込み・問い合わせ先
千葉大学医学部附属病院地域医療連携部
TEL 043-222-7171(代)(内線:6471)

●募集要項・申込方法
https://peraichi.com/landing_pages/view/enkaku2

 

●問い合わせ先
千葉大学医学部附属病院
地域医療連携部
TEL 043-222-7171(代)(内線:6471)