innavi net画像とITの医療情報ポータルサイト

ホーム

GHC-JとTableau Japanが「病院ダッシュボードχ」を発表

2017-11-20

大幅に機能が強化された病院ダッシュボードχ

大幅に機能が強化された病院ダッシュボードχ

(株)グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC-J)とTableau Japan(株)は,2017年11月16日(木),大規模病院向けの医療データ分析システム「病院ダッシュボードχ(カイ)」を発表した。12月4日にリリースされる。従来の「病院ダッシュボード」を大幅にリニューアルし,視覚的なBIツールである“Tableau Software”をベースにした。これにより,病院内の膨大なデータをすばやく,わかりやすく,深く分析できるほか,各種のデータを組み合わせて,業務改善に役立てることが可能。また,病院ダッシュボードχのユーザー施設間で,データの共有や活用にも対応する予定である。

具体的には,“DPC分析” “財務” “マーケット分析”をベースパッケージとして提供する。さらに,オプションとして,“手術” “チーム医療” “外来” “材料” “看護必要度”も用意する。これらのデータを速やかに視覚化して表示。ビジョン・戦略の策定(病床機能適正化,外来機能適正化,病床管理)やコスト削減(パス標準化,医療材料),増収増益〔生産性向上,急性期度向上,手術部効率化,地域連携・退院支援,PFM(Patient Flow Management),加算強化〕などの経営分析に役立てることができる。

年間の費用は,ベースパッケージが120万円,オプションが各45万円(看護必要度のみ60万円)となっており,導入初年度には30万円が別にかかる(いずれも税別)。なお,従来の病院ダッシュボードから移行したユーザーは,初年度の導入費が不要である。

GHC-Jは,DPC対象病院を中心にコンサルティングや分析ツールの提供など経営支援サービスを行っており,2011年4月に病院ダッシュボードを発表した。同社では,高度急性期病院(DPCII群)の4割が病院ダッシュボードを導入しているとしており,継続利用率が92.4%に上る実績がある。今回は発表された病院ダッシュボードχでは,BIツールとして世界的に評価されているTableau Softwareをベースに,従来の機能を強化した。Tableau Softwareは,メイヨークリニック,ジョンズ・ホプキンズ病院など,多くの病院がBIツールと活用しており,医療分野の実績も豊富である。

11月16日には,Tableau Japan(東京都中央区)において,病院ダッシュボードユーザーも参加し発表会が行われた。発表会では,Tableau Japanの浜田 俊社長,GHC-Jの渡辺幸子社長,GHC-Jコンサルティング部門アソシエイトマネジャーの八木 保氏が出席。浜田社長がTableau Softwareの医療分野での導入事例を紹介したほか,渡辺社長が病院ダッシュボードχを説明,八木氏が分析方法を解説した。

浜田 俊 氏(Tableau Japan社長)

浜田 俊 氏
(Tableau Japan社長)

渡辺幸子 氏(GHC-J社長)

渡辺幸子 氏
(GHC-J社長)

八木 保 氏(GHC-Jコンサルティング部門アソシエイトマネジャー)

八木 保 氏
(GHC-Jコンサルティング部門アソシエイトマネジャー)

 

会場内でのデモンストレーション

会場内でのデモンストレーション

 

 

●問い合わせ先
(株)グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン
TEL 03-6380-2401
http://www.ghc-j.com