2015-1-19
20回を記念した特別講演と賀詞交換会が行われた。
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は,第20回JAHIS講演会&賀詞交換会を2015年1月13日(火),東京・千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターで開催した。開会の挨拶で浅野正治総務会長(日本IBM)は,会員数が2014年末時点で370社で過去最高となったことを紹介し,ソフトウエア薬事の取り組みや各種の実証事業の中でJAHISの役割がますます大きくなってきており,今後も医療・介護・福祉での連携が必要とされる中で多様な業種の参加を得て,多角的な視点で活動を行っていきたいと述べた。
特別講演に先立ち,運営会議議長の藤岡宏一郎氏(日立製作所)が,「2015年の年頭にあたって」を講演した。藤岡氏は,2014年の主な活動と成果として,省庁からの請負事業の概要,ホスピタルショウや医療情報学連合大会などのイベントでの活動,医薬品医療機器等法の施行に伴うヘルスソフトウェア推進協議会(GHS)の活動,標準類制定などの取り組みを紹介した。2015年の取り組みとして,“2025ビジョン”に基づいたJAHIS標準類の策定活動と普及推進,GHSと連携したヘルスソフトウエア提供に関する活動などを挙げた。また,会員企業に対する市場調査の結果として,2013年度の直接売上高は5715億円となり前年度の4938億円から大きく伸びたことを報告した。特別講演は東京大学名誉教授で解剖学者・医学博士の養老孟司氏が,「養老流人生を楽しむ極意」を講演した。
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第2部の賀詞交換会では,JAHISの東原敏昭会長(日立製作所執行役社長)が冒頭に挨拶し,「JAHISは,保健・医療・福祉情報の技術的な発展と品質や安全の確保,標準化に力を入れ,“健康で文化的な”国民の生活に貢献するという基本的な理念を20年間続けてきた。今後,医療は病院完結型から地域完結型へ大きく変革し地域包括ケアシステムとしての取り組みが重要となるが,その中では情報技術が不可欠であり,ますますJAHISの力を発揮する時期が来たと考えている」と述べた。
来賓として,厚生労働省情報政策担当参事官の鯨井佳則氏,経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課課長の森田弘一氏,内閣官房情報通信技術総合戦略室内閣参事官の市川類氏が挨拶し,医療情報システム開発センターの山本隆一理事長が乾杯の発声を行った。
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●問い合わせ先
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会
総務部
TEL 03-3506-8010
http://www.jahis.jp/