2014-3-3
展示会場の様子
NECは2月28日(金),本社ビル(東京都港区)にて,NEC医療セミナー2014を開催した。NEC医療セミナーは,同社および関連企業による展示と医療関連の講演を中心に毎年東京と大阪(今年は2月21日に開催)で開かれている。
最初に,医療ソリューション事業部長の山口琢也氏が挨拶し,同社の医療への取り組みについて,「1)電子カルテの高度化,2)地域医療連携・地域包括ケアへ,3)グローバル展開の3点を中心に事業を進めていきたい」と述べた。
最初の講演として,経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課長の森田弘一氏が,「健康長寿産業の創出と国際化」と題して,ヘルスケア関連市場の創造に向けた同省の取り組みや医療機器開発事業,日本式医療の国際展開について説明した。
次に,独立行政法人国立がん研究センター企画戦略局長の藤原康弘氏が,「日本のがん医療の海外展開の課題と展望―高度病理診断支援サービス国際化実証事業を行ってみて」と題して講演し,国立がん研究センターが中心となって進めている,陽子線・重粒子線治療の海外展開,内視鏡診断・病理診断・内視鏡治療の一体的システムの海外展開の試み,オミクス診断にもとづく個別化医療の展開について紹介した。
展示会場では,同社の電子カルテシステムなどの医療システムや関連企業の製品を紹介し,多数の来場者が説明に熱心に耳を傾けていた。
|
|
|
●問い合わせ先
NEC 医療ソリューション事業部
TEL 03-3798-6756
http://www.megaoak.com