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RSNA2024 シーメンス - ヘルスケアIT 統合型医療情報プラットフォーム「Syngo Carbon」や医療クラウドサービス「teamplay」など,医療の質と効率を向上させるソリューションを提案

2024-12-4

医用画像などの情報を1画面上で表示する「Syngo Carbo Space」

医用画像などの情報を1画面上で表示する
「Syngo Carbo Space」

Siemens Healthineers(シーメンス)は,「Digital Solutions & Automation」のエリアを設けて,統合型医療情報プラットフォーム「Syngo Carbon」や,医療クラウドサービス「teamplay」を紹介した。
Syngo Carbonは,単なるPACSではなく,病理画像といった非DICOM画像も含めた医療情報データを一元的に管理できるプラットフォームである。ポータルとなる「Syngo Carbo Space」上で,画像解析やAIソフトウエアなどのデータを一覧表示。Syngo Carbo Spaceから放射線科医は画像診断を,診療科の医師は治療方針の決定を行える。また,グループ病院や地域医療連携においても施設間で情報を共有することが可能である。将来的には,大規模言語モデル(LLM)を用いたレポート作成支援なども可能になるとしている。
また,teamplayでは,新たなアプリケーションとして「Energy Efficiency Dashboard」を紹介した。モダリティのエネルギー消費を可視化することで,アイドリング時間を低減し,コスト削減にもつなげられる。シーメンスはパーパスの中にサステナビリティを掲げており,モダリティの環境負荷低減を図るためのソリューションと言える。

teamplayの新たなアプリケーション「Energy Efficiency Dashboard」はモダリティのエネルギー消費を可視化

teamplayの新たなアプリケーション「Energy Efficiency Dashboard」はモダリティのエネルギー消費を可視化