2024-12-4
RSNA2023で紹介された
ワイヤレスハンドヘルドタイプ
「PocketPro H2」
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)の超音波診断領域では,ワイヤレスハンドヘルドタイプ「PocketPro H2」や上位機種「SONIMAGE MX 1 Platinum」(日本では「SNiBLE yb PREMIUM」),操作性に優れ,高精細画像を提供する「SONIMAGE HS2」が展示された。
PocketPro H2は,タブレット端末と重さ260gのワイヤレスプローブからなるポータブル型の装置で,2023年7月に米国で発売され,RSNA2023で紹介された。6〜12MHzのリニアプローブがあり,タブレット端末にAndroid,iOS,Windowsのアプリケーションをインストールして使用する。筋骨格系(MSK)や血管アクセス,針誘導アプリケーションなどに最適化されている。
SONIMAGE MX1 Platinumは,高感度・広帯域を両立したリニアプローブ(L18-4,L11-3)やコンベックスプローブ(C5-2)を搭載。また,フレームレートを維持しながら高分解能を実現する,同社独自の画像処理機能「iXRET」を搭載している。
SONIMAGE HS 2は,シンプルなコントロールパネルによる直感的な操作や,高パフォーマンスなCPUが特長である。また,血流量測定を支援する「Vascular NAVI」は,ステア角度,ポジション,サンプル幅,角度補正の4項目をボタン一つで瞬時に自動調整するほか,血管壁の自動検出アシスト機能によりFlow Volumeを簡単に算出でき,検査効率が向上する。
SONIMAGE MX 1 Platinum,SONIMAGE HS2ともに,プローブでの走査手技を本体に接続したカメラで静止画や音声を含めた動画を撮影して記録できる「Camera Link」機能が搭載されている。