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RSNA2024 GEヘルスケア - ヘルスケアIT 「コマンドセンター」の「タイル」を充実させるなど,医療機関の経営を支援するソリューションを提案

2024-12-3

スケジュールを可視化し,効率的で無駄のない検査を可能にする「IMAGING GROWTH」

スケジュールを可視化し,効率的で無駄のない
検査を可能にする「IMAGING GROWTH」

GE HealthCare(GEヘルスケア)は,医療機関内で発生する情報をリアルタイムに可視化し,経営分析に役立てるソリューション「コマンドセンター」を展開している。米国ではジョンズ・ホプキンズ病院をはじめ名だたる医療機関がこぞって採用しており,経営改善に取り組んでいる。日本においても,2021年4月に滋賀県の草津総合病院(現・淡海医療センター)で運用を開始して以降,RSNA 2024前の時点で約30施設が採用している。コマンドセンターは電子カルテなどの医療情報システムの情報を基に,統合分析サーバで解析を行い,病床稼働率や看護師の配置状況などを「タイル」と呼ばれるアプリケーションで,グラフなどを用いて理解しやすい画面レイアウトで表示する。
これまでのコマンドセンターは,病棟のデータ可視化がメインであったが,放射線部門でも検査の効率化などが求められていることからタイルを拡充している。今回は,2週間先までの検査スケジュールを表示して,予約枠に空きが生じるのを防ぎ,効率的に無駄なく予定できるようにする「IMAGING GROWTH」を紹介した。IMAGING GROWTHを使用することで,検査数の増加とマンパワーの適切な配分が可能となり,医師の働き方改革によるタスク・シフト/シェアが進む日本において,放射線部門の業務支援に有用である。
さらに,別のタイルとして,「HOSPITAL PULSE」のデモンストレーションも行った。HOSPITAL PULSEは,グループ病院など複数の施設を有する法人で,各施設の救急やICUなどの各部門の稼働状況を一覧表示する。病床などひっ迫している場合は赤色で示すことで,グループ内のほかの施設に移動させるなどの対応をとれるようにする。

グループ病院間での各部門の稼働状況を可視化し,比較などを行える「HOSPITAL PULSE」

グループ病院間での各部門の稼働状況を可視化し,比較などを行える「HOSPITAL PULSE」