2021-12-23
RSNA 2021 X-ray
シーメンスのX線関連では,ブレストイメージングと透視システムをアピールした。
ブレストイメージングでは,マンモグラフィ「MAMMOMAT Revelation」とAI技術を活用した新ビューワ「syngo. Breast Care」(薬機法未承認)を紹介。MAMMOMAT Revelationは,トモシンセシス,バイオプシー,乳腺密度解析,造影マンモグラフィが可能なフラッグシップモデル。トモシンセシスは50°の範囲を25回撮影することで高精細な画像を再構成できるのが特長で,通常の2D画像に近い画質のInsight2D(合成2D)を生成することもできる。また,2Dの被ばく線量を最大30%低減できる“PRIME Technology”は,2Dとトモシンセシスのコンビネーション撮影でのトータルの被ばく線量を低減する。
AI解析ソフトウエアを搭載したsyngo. Breast Careは,病変をROIで囲み,悪性度をスコア化して表示することが可能で,2Dだけでなくトモシンセシスのスライス画像にも対応する。併せて,マンモグラフィの稼働率管理や業務効率向上をサポートする「teamplay Mammo Dashboard」も紹介した。
また,X線TVシステム「LUMINOS Impulse」(薬機法未承認)は,一般撮影と透視が可能なFPD搭載の2-in-1システム。ハイエンド装置「LUMINOS Lotus Max」(薬機法未承認)の技術を継承し,低線量・高画質を追究しながらも,コンパクトで費用対効果の高い装置としてアピールした。立位スタンドやパネル共有機能“MAXswap”をはじめ,多彩なオプションが用意されており,効率的なワークフローをサポートする。