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RSNA2021 シーメンス - Image-Guided Therapy パートナーシップによるワークフロー向上をアピール

2021-12-23

ナビゲーションシステムとの連携をアピールした「Cios Spin」(右)

RSNA 2021 Image-Guided Therapy

シーメンスのImage-Guided Therapyでは,外科用X線撮影装置「Cios Spin」の最新トピックと血管撮影装置「ARTIS icono D-Spin」の最新ソフトウエアをPRした。
Cios Spinについては,NuVasive社のナビゲーションシステム「Pulse」(薬機法未承認)との連携による脊椎治療におけるワークフロー改善をアピールした。Cios Spinのリアルタイム透視画像をPulseに送信・表示可能になり,“Stitching and C-arm tracking”機能を用いることで,透視をしなくてもナビゲーションの長尺画像上でCアームのターゲット位置をトラッキングすることができる。

アンギオでは,「ARTIS icono D-Spin」のソフトウエア“OPTIQ DSA”がVE 21にアップデートし,画像収集時のコントラスト向上とノイズ低減,pixel shiftのモーションアーチファクト低減,画像処理における血管の描出能の向上といった改良がなされた。リアルタイムのpixel shiftについては,従来から移動や回転,拡大など6要素で行っているが,VE 21ではパフォーマンスと精度がさらに向上した。また,ARTIS icono D-Spinは多目的での利用をめざした装置であり,今回,3D撮影の可能性を広げるアプリケーション“Lateral Plane syngo DynaCT”をアピールした。正面アームでは下肢領域やルート確保で手を広げたポジショニングでの3D撮影はできないが,側面アームを天井懸垂式シングルプレーンのように使用することで,200°の回転撮影で3D撮影が可能になる。

ナビゲーションシステムとの連携をアピールした「Cios Spin」(右)

ナビゲーションシステムとの連携をアピールした「Cios Spin」(右)

 

3D撮影の適応が広がる「ARTIS icono D-Spin」

3D撮影の適応が広がる「ARTIS icono D-Spin」