2021-12-24
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)のヘルスケアITは,2015年に買収したViztek社の技術をベースにPACS,RISなどの「Exa Platform」を展開している。RSNA 2021では,Exa Platformの新機能やプラットフォーム上で扱えるDiA Imaging Analysis社の心臓超音波検査用AIソフトウエア“LVivo Cardiac Toolbox”(薬機法未承認)などをPRした。
Exa Platformでは,「Exa PACS」「Exa RIS」「Exa Billing」などのデータの自動処理機能が搭載され,臨床業務だけでなく,請求など管理業務を効率化する。これにより,生産性向上を図れる。米国の公的保険であるメディケアやメディケイドを運営するCenters for Medicaid and Medicare Services(CMS)は,2023年から臨床意思決定支援メカニズム(Clinical Decision Support Mechanisms:CDMS)の使用を義務づけている。Exa Platformの新機能は,CDMSとシームレスに連携する。また,保険資格の確認などもリアルタイムに自動的に行える。
LVivo Cardiac Toolboxは,各種の心機能解析ソフトウエアを利用できる。左室駆出率(EF)解析が可能な“LVivo EF”,ストレイン解析を行う“LVivo Strain”,壁運動解析機能の“LVivo Segmental Wall Motion”がある。