2021-11-30
RSNA 2021の初日に行われた
President's Address and Opening Session
11月28日(日)に開幕した第107回北米放射線学会(RSNA 2021)は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにもかかわらず,1万9000名以上が現地シカゴでの参加を予定している。また,Virtual Meetingには約4000名が登録している。RSNAは2021年10月30日の時点で,145か国で4万8200人を超える会員がいる。日本国内ではCOVID-19の第5波が収束しているが,世界に目を向けると欧米では依然として高い水準で感染者が出ており,さらに,新たな変異ウイルスであるオミクロン株が広がりつつあるという厳しい状況が続いている。こうした状況も踏まえて,今回もVirtual Meetingを設けており,登録者は2022年4月30日まで,ライブおよびオンデマンドでコンテンツを視聴できる。RSNAは2011年からVirtual Meetingを開始し,機能を強化して,コンテンツを充実させてきた。
今回のRSNAでは,Plenary Sessionとして,Opening Sessionのほか,11月29日(月)11時(日本時間11月30日2時)から“Radiology in the Value-Based Healthcare Arena: Player or Pawn ?”,11月30日(火)11時(日本時間12月1日2時)から“Ensuring an Inclusive, Respectful Workplace”,12月1日(水)11時(日本時間12月2日2時)から“Exciting Radiology Game Show: What's Your Emergency ? Life in the STAT Lane”,12月1日(水)15時(日本時間12月2日6時)から“Addressing the Continued Exclusion of Black Physicians in the US Radiation Oncology Workforce”がある。これに,Image Interpretation Session,RSNA/AAPM Symposiumの“Together We Can Make a Difference”も含め,7つのセッションがPlenary Sessionとなる。
また,Education Courseは300以上のプログラムが用意される。このほか,Scientific Paperが18分野858題,Education Exhibitが1521題,Scientific Posterが1266題となっている。