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RSNA2020 島津製作所 滑らかな操作感を実現する“GLIDE Technologies”を搭載した新たな診断用X線装置を展示

2021-1-22

Shimadzu Medical Systems(島津製作所)ブース

Shimadzu Medical Systems(島津製作所)は,医療現場における検査環境の改善を図るため,パワーアシスト技術“GLIDE Technologies”(グライドテクノロジーズ)を独自に開発。重量が数百kgにも及ぶ医療機器に対し,操作者の気持ちが伝わる滑らかな操作感を実現した。RSNA 2020では,“Making Possibilities Happen, Together”をテーマに展示,同技術を搭載した新製品の診断用X線装置「RADspeed Pro style edition」や回診用X線撮影装置,透視撮影システムなどが紹介された。

GLIDE Technologiesは,“センシング技術”“トルク制御技術”“ショック軽減技術”“スタビリティ制御技術”“バランス技術”の5つの要素技術で構成され,“GLIDEファミリー”として各装置に搭載されている。RADspeed Pro style editionに“POWER GLIDE”を搭載した新たなタイプを2020年11月に発売。POWER GLIDEは,グライダーが風に乗ってスムーズに移動するイメージから命名されており,高精度なモーター制御でハンドル操作をアシストし,X線管のスムーズな移動操作を可能にする。

回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」は,X線管球のハンドルの操作がスムーズな“GLIDE VIEW”がポイントである。また,伸縮式支柱の採用により,走行時の視界が確保しやすく安全に走行できるほか,大視野タイプからコンパクトタイプまで幅広いFPDが選択可能である。バーチャルブースでは,その動きの滑らかさが動画でもアピールされた。さらに,海外向け製品として2019年のRSNA直前に発売された「FLUOROspeed X1 edition」は,同社初のFPD搭載近接型透視撮影システムで,“GLIDE ASSIST”によりデッキ部の容易な操作が可能なほか,画像処理技術“SCORE PRO Advance”が低被ばくと高画質の両立を実現している。

そのほかに,血管撮影システム「Trinias unityシリーズ」やX線透視装置「SONIALVISION G4 LX edition」などの幅広いラインアップや,同社が強みとする分析計測技術と医用技術を融合し,革新的な製品・サービスを創出する「アドバンスト・ヘルスケア」での研究開発などが,インタビュー動画も交えて紹介された。

新製品の診断用X線装置「RADspeed Pro style edition」*写真は国内向け仕様

新製品の診断用X線装置「RADspeed Pro style edition」
*写真は国内向け仕様

 

回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」

回診用X線撮影装置
「MobileDaRt Evolution MX8 Version」

 

【問い合わせ先】
(株)島津製作所 医用機器事業部グローバルマーケティング部販売促進グループ
https://www.med.shimadzu.co.jp/