2021-1-22
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)のバーチャルブースは,スタッフが出迎えるロビーから,“Digital Radiography”や“Point of care Ultrasound”などの各テーマのコーナーに移動すると,展示された各製品の性能を解説動画などで見ることができる。医師へのインタビュー動画やビデオデモなども駆使し,臨場感のあるブースを演出した。
“Digital Radiography”コーナーでは,デジタルX線動画撮影システムやUアーム型X線撮影装置,回診用X線撮影装置など,X線装置全般を紹介した。デジタルX線動画撮影システムは,日本国内ではX線動画解析ワークステーション「KINOSIS」として提供されている。米国では,ワークステーション単体でFDA承認を取得,2015年に買収したViztek社のUアーム型X線撮影装置「KDR AU System」やワイヤレスDR「AeroDR fine」(米国での販売名「AeroDR HD」)と組み合わせたX線動画撮影システムとしてFDA承認取得ずみである。
“Point of care Ultrasound”コーナーで紹介されたのは,超音波診断装置「SONIMAGE HS2」「SONIMAGE MX1」の2製品。いずれも軽量・コンパクトな上,表示深度の変更だけで,事前に深度ごとに設定した画質に自動的に調整する“MPA(Multi Parameter Adapter)”機能など,有用な機能を搭載している。なお,SONIMAGE HS2は日本では2020年2月に発売されている。
同社が注力する“Precision Medicine”コーナーでは,2017年に買収した遺伝子検査会社Ambry Genetics社が展開する,遺伝子解析を基にがんのリスク診断を行う「ケアプログラム」などを紹介。また,“Enterprise Imaging”コーナーでは,人工知能(AI)活用について医師のインタビュー形式で紹介するなど,主力製品の「Exa」をはじめとするヘルスケアIT製品をアピールした。そのほかに,20/20imaging(旧Viztek社のX線販売部門)で扱う製品群をまとめて展示したほか,“About KonicaMinolta”コーナーでは,中期計画DX2022を動画で紹介した。
【問い合わせ先】
コニカミノルタジャパン(株) ヘルスケアカンパニー
TEL 03-6324-1080
http://konicaminolta.jp/healthcare/