2015-12-2
血管撮影装置「Trinias C12 MiX package」
RSNA 2015[第2日目:11月30日]
Shimadzu Medical Systems(島津製作所)は,血管撮影装置「Trinias」やFPD搭載多目的透視装置「SONIALVISION G4」などを中心に展示し,さまざまな高機能アプリケーションや柔軟なシステム構成などで各国のニーズに幅広く対応できることを強調した。また,今回,“Innovation Technology Gallery”というコーナーを用意し,豊富な臨床画像とともに同社の最新技術を紹介した。
血管撮影装置は,RSNA初展示の「Trinias series MiX package」が,12インチFPD搭載の天井走行式システム「Trinias C12 MiX package」として紹介された。MiX packageはシステムの進化と強化および低侵襲治療支援をコンセプトとした新パッケージで,高画質透視を実現する“SCORE PRO Advance”や,ステントのリアルタイム固定表示機能“SCORE StentView+Plus”など多数の最先端技術により治療を強力に支援し,被ばくや造影剤の低減が可能となっている。
X線透視装置は,幅広い診療科に対応するSONIALVISION G4が紹介された。高い操作性と高画質,低線量化といった装置性能に加え,今回は“Tomosynthesis”と長尺撮影機能“Slot Advance”(いずれもオプション)の新機能が紹介された。TomosynthesisはFBP法に加え,IR法の“T-smart”を搭載。元データから金属インプラントなどを抜き取った画像と金属ありの画像を重ね合わせて,金属アーチファクトのない画像が作成できる。また,Slot AdvanceはSONIALVISION G4向けに進化させ,より高精度な長尺撮影が可能となった。
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一般撮影装置は,DR対応の高機能システム「RADspeed Pro EDGE package」(FDA申請中)が展示された。オプションでトモシンセシスや長尺撮影,デュアルエナジーにも対応可能である。また「RADspeed Pro」シリーズは、DR NEUTRALコンセプトにより,ユーザーのニーズに合わせて複数社のFPDとの組み合わせが可能である。このほか,海外の新興国の病院や先進国のクリニックなどをターゲットとした「RADspeed fit」(米国未販売)が展示された。
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発売から10周年を迎えた回診用X線撮影装置「MobileDaRt」は,最新バージョンの「MobileDaRt Evolution EFX」が展示された。起動時間の短縮(約1分),撮影後のプレビュー画像表示時間の短縮(約2秒)が図られたほか,コリメータにはLEDを採用。従来より視野が明るくなったことなどが強調された。
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